悟飯をかばったピッコロの最期に涙……

 大ヒットを記録している映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では、ピッコロと孫悟飯の師弟コンビが大きくフィーチャーされています。ふたりの信頼関係は、原作者の鳥山明先生が「悟飯を動かすには、父親の悟空よりも慕う師匠のピッコロの出番です」とコメントするほどです。そこで今回は、ファンから「エモい」と語り継がれているピッコロ&悟飯の名シーンについて振り返ります。

 そもそもピッコロと悟飯が師弟関係になったのは、サイヤ人のラディッツを倒した直後のこと。父親の孫悟空が命を落としたため、来たるべき次のサイヤ人戦に備えてピッコロが悟飯を預かったのです。泣いてばかりの悟飯に(こっそり)リンゴを用意するなど世話を焼きつつ、ピッコロは厳しい修行で悟飯を鍛え上げていきました。

 そんなピッコロですが、ナッパとの戦いで命の危機に晒された悟飯をかばって死亡してしまいます。絶命間近に「オ… オレと… ま… まともにしゃべってくれたのは… おまえだけだった……」「き… きさまといた数か月…… わ… わるく… なかったぜ……」と涙を流しながら悟飯に語りかける姿に、思わずもらい泣きした読者は多かったはず。

 また、悟飯の「ピッコロさんリスペクト」も相当なものです。たとえばナメック星へ向かう際、ピッコロの道着とそっくりのお手製衣装にチェンジしています。またセル戦の前には、自らリクエストしてピッコロから新しい道着をプレゼントされていました。

 特にピッコロと同じ道着で挑んだセル戦は、ファンの間で「ピッコロが悟空以上に悟飯のことわかってる」と話題に。悟空はセル完全体と悟飯を戦わせることで悟飯の強さを引き出そうとするも、痛めつけられるばかりで一向に勝機は見えてきません。そんな状況を見かねたピッコロは悟空を非難し、「実力はナンバーワンになっても あいつはまだ子供だ…!!」と諭します。「やられてもいい! オレはいくぞ」と悟飯を救いに行こうとするピッコロの姿からは、悟空以上の父性を感じられるのではないでしょうか。

 そして、『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では、ピッコロは悟飯の3歳の娘であるパンに対しても修行をつけ、幼稚園のお迎えまで行っています。父親としてもっとちゃんとするように指摘する場面もあり、その後の戦いでも深い絆がうかがえるコンビネーションを見せました。まだまだふたりの「師弟関係」は続きそうです。