「ルフィとゾロ」以外にもいる、名コンビたち

 麦わらの一味の最初の仲間であるゾロは、迷うことなく「海賊王になるのはうちの船長だ」と発言するなど、ルフィを心から信頼しています。また、ルフィも剣士として絶大な信頼を寄せており、誰もが納得する人気のコンビです。

 しかし、『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する最高の相棒は、ルフィとゾロだけではありません。例えばクロコダイルとMr.1や、コビーとヘルメッポ、ローとベポなどコンビとして人気の高い人物も多数登場しています。今回は、『ONE PIECE』に登場する人気のコンビを紹介します。

 最初に紹介する相棒は、クロコダイルとMr.1のコンビです。クロコダイルはMr.1の実力を認めている様子で、インペルダウン脱獄時にMr.1を誘いました。一方Mr.1も「付き合いましょう…… アンタになら」「ちょうど退屈してきた所だ……!!!」と発言し、迷うことなくクロコダイルに付いていく覚悟を決めます。

 ネット上では「本当に悪の組織? ってくらい信頼し合っている」「ビジネスライクな信頼関係が良い」など、ふたりの主従関係について好意的な声があがっていました。

 続いて紹介する相棒は、海兵として活躍するコビーとヘルメッポです。ふたりの出会いは、ヘルメッポがコビーに銃を向けるという最悪な始まりでした。その後、一緒に雑用などをこなして苦楽をともに乗り越え、ふたりの間に絆が芽生えます。いまでは、ヘルメッポがコビーを抱きしめて号泣するなど、最初の仲の悪さからは想像できないほどの親友になっています。

 読者からは「この先もずっと相棒でいてほしい」「ふたりはやっぱ一緒じゃないと」など、コビーとヘルメッポの仲の良さが人気を集めているようです。

 また、ローとベポの組み合わせも読者からの人気が高いです。ローにしかられて落ち込む、コントのようなやり取りから、ローが大切にしている大太刀「鬼哭(きこく)」をベポが預かるなど、軽口を叩きあいながらも信頼を見せる、ふたりの関係がうかがえます。読者からは「ベタベタできるくらいの仲間ができて良かったね」「ベポに抱きつかれてうれしそう」など、ローとベポの距離感に好感を持つ声があがっていました。

 最後に紹介するのは、キッドとキラーです。キラーは「ワノ国編」で、キッドを守るために迷うことなく人造悪魔の実「SMILE」を食べました。反対にキッドは「SMILE」の副作用で「笑顔」以外を奪われてしまったキラーのために怒りで体が震えてしまうなど、互いを大切にしている様子がうかがえます。

 船長と戦闘員という関係性ではあるものの、その上下関係を感じさせないライバルのような緊張感に「まさにルフィとゾロのような関係性」「キッドとキラーの絆に泣いた」といった声があがっていました。