子供の成長を実感して、不思議な気持ちに

 息子の名札を見て感じた不思議な気持ちについて描いたマンガが、Instagramで1万1000以上のいいねを集め話題となっています。

 息子を保育園に預ける初めての日、息子の名前が書かれた下駄箱やロッカーを見て、なんとも不思議な気持ちになったというchazさん。一方、息子を園に預けたあとの父親の反応は……という内容で、読者からは「ほっこりします」「パパの反応がかわいい!」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramやちゃずさんのホームページなどでマンガを発表している、イラストレーターのchazさんです。chazさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 現在、1歳児の子育てをしているのですが、「想像上の子育てと、実際の子育てはまったく違う」ということを日々感じています。今回は、保育園に通う初日に感動した「名札」についてマンガにしてみました。

ーー現在、息子さんは保育園で楽しそうにしていますか?

 基本的に、朝仕事へ行く前に息子を保育園に預けています。初日のお別れのとき、息子は口が「へ」の字になるほど寂しそうな表情をしており、「ごめんね」という罪悪感のような気持ちでいっぱいになりました。

 でもお迎えに行った際、息子に気付かれないようにこっそり様子をのぞいてみたら、とても楽しそうに遊んでいたので安心しました。保育士さんいわく、お別れしたあとはおもちゃで遊んだり、お友達と交流を深めたりしていたようです。

ーー初日のお別れのあと、旦那様は何か言っていましたか?

 何も言わず、ただただ目を潤ませていました。

ーー息子さんが生まれたとき、ほかにどれぐらい名前の候補がありましたか?

 マンガ内では仮名を使用していますが、全部で約20パターンは候補があったと思います。

ーー最近、息子さんを特に「かわいい!」と感じたのは、どのようなときですか?

 保育園へお迎えに行き、私と目が合うと真っ先に走って抱きついてくれるときです。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 現役の保育士さんからいくつかコメントをいただきました。例えば、「名札を作ることはとても大変な作業なので、ご両親がそのような気持ちで喜んでくれていることが分かって私もうれしいです!」というようなコメントが印象的でした。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 現在、子育てに専念するため、マンガの執筆ペースを少し落ち着かせていますが、イラストレーターの活動の一環として、全国各地で展示会やライブペイントは継続しています。詳細は私のホームページから確認できますので、ぜひお越しください。また今後は、読者さんと直接お会いできる機会を少しずつ増やしていければと思っています。