田中家の秘密に驚愕!

 隕石落下により地球滅亡……と思われた瞬間、女子高生の田中は、先祖代々受け継がれている能力を使います。それは、「自分とそのほかひとり」以外の時間を限りなくゆっくりにするとういものでした。しかし、この自分の能力では、人類と地球の両方を救うことができません。田中は、最期にずっと好きだったという想いを伝えるために、西野とふたりっきりになります。そして、夢も希望も持てない状況を前に、やり残したことなどを話していると、西野が何かをひらめいたようで……。

 佐藤健太郎さん(@310manga)による創作マンガ『止まった時の中の恋物語』がX(旧:Twitter)上で公開されました。今作は、「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で実施された企画「創刊10周年記念読み切り年間リレー」で制作された読み切り作品『ガーディアン田中家』となっています。

 いいね数は6.9万を超えており、読者からは「ぶっ飛んだ設定で面白い」「世界観がとにかく壮大すぎる。そのわりにはノリが軽くてスピード感がある、好きだ、こういうの」「お母さんのキャラが良すぎる」などの声があがっています。

 佐藤健太郎さんは漫画家として活動しており、深い闇を抱えたひとりの青年がゾンビに立ち向かっていく姿を描いたパニックホラーマンガ『不死と罰』全5巻(秋田書店)が発売中です。

 作者の佐藤健太郎さんにお話を聞きました。

ーー今作『止まった時の中の恋物語』が生まれたきっかけや、理由を教えて下さい。

「隕石を上空で止めたままキャラクターだけが動いているシーン」を以前からぼんやり考えていたところ、読み切り掲載のお話をいただき物語を作っていきました。

ーー女の子の不器用な愛情表現がかわいらしかったです。今作を描くうえでこだわったポイントや伝えたかった想い、お気に入りのシーンなどはありますか?

 キャラクター全員がぶっ飛んだ発想に一応ツッコミはするものの、受け入れをものすごく速くしています。時間は止まっているけれど、とにかくスピード感のある恋愛と婚約までを描きました。お気に入りのシーンは「善は急げよね」のところです。

ラブホテルを舞台に描かれるゾンビパニックホラー『不死と罰』(第5巻)著:佐藤健太郎(秋田書店)

ーー感動のコメントが多く寄せられています。特に考えさせられた読者の意見やうれしかった声などがありましたら教えて下さい。

 続編などの構想はまったく頭になかったので「続きを読みたい」とのお声が多く少し驚きました。とてもうれしいことですね。いつか……。

ーー佐藤健太郎さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 物心ついたときから絵を描いていたので、そのなかでマンガ的表現が自分の創作活動に向いていると思いこの業界に入りました。

ーー書籍『不死と罰』第5巻が2023年12月7日に発売されました。あらすじと見どころを教えて下さい。

 キャラクターたちが手を取り合い、ラブホ内から脱出しようとついに動き出します。あとはゾンビパニックものなのにあまり人が死なないのですが、5巻ではとあるキャラクターが死にます。

ーー2024年はどのような創作活動をする1年にしたいですか?

 現在連載中の『不死と罰』も物語の折り返し地点は過ぎているので、終盤までの構想を練りつつ、また読み切りなど、ほかの作品も発表できればと思っています。今後とも応援よろしくお願いいたします。