うまく言葉にできず駄々をこねる娘に母は?

 駄々をこねる娘への声かけについて描いたマンガが、Instagramで2万6000以上のいいねを集めて話題となっています。

 母に「トイレにいっておいで」といわれて、「やだ!」と拒否する娘。どうやら、母についてきてほしいものの、うまく言葉にできず駄々をこねているようでした。そこで、母が落ち着いて優しく声かけをしてみたところ……。読者からは、「お母さん最高!」「伝え方が勉強になります」「ちゃんと対応できる娘さんもすごい」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターのすずかさんです。すずかさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー娘さんは、よく「やだ」というのですか?

 短く「やだ」ということはまれにありますが、最近は「やだやだやだやだ」のような、エンドレスなごね方はしなくなりました。

ーー声かけのとき、どのようなことを意識されていますか?

「やだ」といわれたら、「何が気に入らないのか」「どうしたいのか」を、感情的にならずに聞くようにしています。

 例えば、「この服、着な〜い。やだなの」といわれたら、「やだじゃ伝わらないから、分かりやすくいってくれる?」と聞き返します。返答に詰まっていたら「色が気分じゃないのかな?」「それとも触り心地?」などと助け舟を出し、「色が気分じゃない」といわれたら「色が気分じゃないから、ほかの服が着たいっていってくれる?」と、「いまの気持ち」と「どうしたいのか」を言葉で伝えてもらいます。

 伝えてくれたあとは「どんな気持ちか分かったし、どうしたらいいか伝わったから、お互いニコニコになれたね」と、褒めるようにしています。

ーー優しく声かけをしても、娘さんが聞いてくれないことはありますか?

 あります。例えば以前、折り紙をしていて、意図せぬところに娘が折り目をつけてしまい、「どうしても綺麗な状態の紙に戻したい!」ということがありました。「なんで〜? どうしてー!」と大泣きしてしまいましたが、どうにもならない現実を受け入れる練習だと思い、「どうしてもできないことはあるんだよ。新しい折り紙を使ったり、その折り目を使って何ができるかを考えたりしよう」とほかの方法を伝え、しばらくそっとしておきました。
 最近では、現状を受け入れて落ち着くまでの時間が早くなってきましたね。

ーー今回、素直に自分の思いを伝えられた娘さんを見て、どのように感じましたか?

「お姉さんになってきたな」と、娘の成長を感じました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「お母さん最高かよ」「人への伝え方が勉強になります」「ちゃんと対応できる娘さんもすごい」「うちの子にも試してみます」など、育児中の方からたくさんのコメントをいただきました。また、普段の私と娘の関わり方をほめて下さるコメントも。
「これでいいのかな?」と育児で自問自答しているなか、「これでいいんだよ!」と背中を押されたように感じ、とてもあたたかい気持ちになりました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

「やだ」を連発していたにもかかわらず、最後は「だいすきだから一緒にきて」と自分の気持ちを伝えてくれたことが面白くもあり、うれしくもあったので描いてみました。