畜産業あるある? お別れを考えると切ない…
牧場で飼育されている牛たちのなかに、従業員にいつもぴったりくっついている1頭の和牛がいました。和牛は乳牛より神経質で臆病な子が多いと言われていますが、母牛が育児放棄したため人の手で育ててきたこの子は、ちょっと違うようです。しかし今日は鼻環(和牛に必ずつける鼻輪)をつける日です。人間嫌いになる牛が多いのですが、この子は……?
元酪農従業員の牛川いぬおさん(@TDQFRYtruJY7ZxR)によるエッセイマンガ『距離が近い和牛がいるのだが…』がX(旧:Twitter)で公開されました。読者からは「かわいい!」「いるいる、何でだろうね」「好きなんですね」「癒やされた」「こんなに懐いてくれてるとツライ」「こんなことされたら出荷できない」などの声があがり、投稿には2.9万いいねの反響が集まっています。
作者の牛川いぬおさんに、お話を聞きました。
ーーかわいらしいエピソードですね。くっついてくる和牛は特定の1頭だけなのでしょうか? 理由について思い当たることはありますか?
人懐っこい和牛は何頭かいますが、とくに甘えてくる牛がこの子です。理由は正直分かりませんが、もともとの性格かもしれません。牛は全頭大事に育てていますが、繊細で臆病な牛、意地悪な牛、マイペースでのんびりした牛と、皆個性がいろいろです。
ーー作品に寄せられた感想で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「出荷しづらい」や「お別れが切ない」というコメントです。その通りですね。和牛はいずれ必ず出荷してお肉になります。その日のことを考えると確かに少し寂しい気持ちにはなりますが、一方で病気や怪我をさせずにしっかり育て上げないとという責任感もあります。

ーーkindleインディーズにて『酪農従業員の牛マンガ日記まとめ』が無料公開中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
酪農従業員が日々体験した出来事を描いた過去の日記ですが、「牛の搾乳」や「牛の出産」など、畜産関係者でなければ普段なかなか知ることのできない内容になっていると思います。
牛のそばで働いている人が、毎日どんな仕事をしているのか、少しでも知るきっかけになればとてもうれしく思います。


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