アクション? ドラマ? 日常? 長編で味わう作品の世界――

 年末年始、ゆっくりお休みできるのはうれしいですが、案外やることがなくなって暇を持て余してしまうもの。そんな時こそ、普段なかなか見られない長編アニメを楽しむチャンスです。そこで本稿では、年末年始に見たい、家族で見ても楽しめる3クール以上の長編アニメを3作品ピックアップしてご紹介します!

●『進撃の巨人』

 ひとつめは、『進撃の巨人』。2009年〜2021年に「別冊少年マガジン」で連載されていた同名のマンガ(著:諫山創/講談社)が原作です。アニメは2013年4月〜9月に第1期が、2017年4月〜6月に第2期が、2018年7月〜10月、2019年4月〜7月に第3期が2020年12月〜2021年3月に第4期(前半)が放送されました。また、2022年1月より第4期の後半が放送されることも決まっています。

 本作品は、巨大な三重の城壁のなかで暮らす人間たちと、その外を徘徊する人を食らう「巨人」との戦いを描いた物語――から始まります。ある日、100年にわたって守られていた城壁が、突如現れた「超大型巨人」「鎧の巨人」によって一瞬で壊されてしまいます。これにより、侵入してきた巨人に母親を食べられた主人公エレン・イェーガー(CV:梶裕貴)は、壁の外の世界を知りたい、巨人を駆逐したい、という思いを胸に調査兵団に入団しますが――。

 幼なじみであるミカサ・アッカーマン(CV:石川由依)、アルミン・アルレルト(CV:井上麻里奈)とともに調査兵団となったエレンは、ある戦いで覚醒した巨人化する能力を駆使して人類の窮地を救っていきます。しかしエレンの持つ巨人化能力は特別なもので、その秘密に迫るにつれ、世界の全貌、そして巨人化能力の真実が明らかになっていきます。次々と巻き起こる衝撃的な展開は、一気見する価値アリです!

●『夏目友人帳』

2021年1月より劇場公開された短編エピソード『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』 (C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会

 ふたつめは、『夏目友人帳』。2003年より「LaLa」で連載されている同名のマンガ(著:緑川ゆき/白泉社)が原作です。アニメは2008年7月〜9月に第1期が、2009年1月〜3月に第2期が、2011年7月〜9月に第3期が、2012年1月〜3月に第4期が、2016年10月〜12月に第5期が、2017年4月〜6月に第6期が放送されました。

 本作品の主人公は、妖を見ることのできる高校生・夏目貴志(なつめ・たかし/CV:神谷浩史)。ある日夏目は、封印されていた妖・ニャンコ先生こと斑(まだら/CV:井上和彦)の封印を解いてしまいます。斑は、夏目が祖母・レイコ(CV:小林沙苗)の遺品として譲り受けた、名前が書かれた妖を従えることができる「友人帳」をよこせと襲い掛かってきますが――。

 結局、夏目が死んだときに友人帳をもらうことになり、斑は夏目と友人帳を守る用心棒としてともに暮らすことに。いっぽう夏目は、妖たちに名前を返していこうと決意します。そしてそのなかで多くの妖や人間たちに出会い、彼らの出会いや別れ、思い出に触れていきます。やわらかい風景やゆるやかな時間の流れとともに描かれる人と妖との交わりは、年末年始の休息を有意義なものにしてくれるはずです。

●『しろくまカフェ』

『しろくまカフェ』 (C)ヒガアロハ・小学館/しろくまカフェ製作委員会 2012 画像は『しろくまカフェ〜七夕だよ! 笹に願いを! 〜イベントDVD』(エイベックス・ピクチャーズ)

 最後は『しろくまカフェ』。2006年〜2013年に「月刊フラワーズ」にて連載されていた同名のマンガ(著・ヒガアロハ/小学館)が原作です。アニメは2012年4月〜2013年3月に放送されました。

 本作品は、喋る動物と人間がごく自然に共存している世界にある、クールなシロクマ・シロクマくん(CV:櫻井孝宏)が運営する「しろくまカフェ」を中心に描かれます。このカフェでは、日々マイペースなパンダ・パンダくん(CV:福山潤)やツッコミ役のペンギン・ペンギンさん(CV:神谷浩史)など、個性的で愉快なお客さんが集い、楽しい時間を過ごしています。

 ゆるく自由な動物たちが魅力的で見ていて飽きないのはもちろん、普通に人間と変わらない生活をしている動物たちが動物園の動物として働くなどシュールな設定があちこちに見受けられ、ツッコミが追い付きません。が、そんなところも本作品の魅力のひとつ。また、声優陣の豪華さにも注目です。深く考えずゆったりとした気持ちで見て笑える作品なので、ひとりで見ても家族と見ても、どちらでも楽しめること間違いなし!

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 以上、年末年始に見たい、家族で見ても楽しめる3クール以上の長編アニメ3作品をご紹介しました。まとまった時間ができやすい年末年始は、こうした長めの作品をじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか?