超大人でクールな性格が魅力の“脱サラ呪術師”といえば?

 サングラスがトレードマークのキャラクターは、みなさんの好きなマンガ・アニメ作品にも必ずと言っていいほど登場しているのではないでしょうか?

 素顔が隠れていてミステリアスな魅力を持つ印象的なキャラや、サングラスがバッチリ似合うキザなキャラなど、多種多様なタイプが存在します。

 この記事では、作中で欠かせない大活躍を見せる“サングラスキャラ”を「週刊少年ジャンプ」掲載作品から4人選んで、その魅力とあわせて紹介します。

●『呪術廻戦』七海建人

 2021年12月24日に『劇場版 呪術廻戦 0』が公開された、芥見下々先生による人気作品『呪術廻戦』。同作においてトップクラスの人気を誇るキャラクターが「ナナミン」の愛称で親しまれる一級術師・七海建人(ななみ・けんと)です。

 七海は、水泳ゴーグルのようなタイプのサングラスがトレードマークのキャラクター。呪術高専卒業後に証券会社へ就職しますが、再び呪術師の世界に戻ってきた“脱サラ呪術師”です。主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)を支え、大きな影響を与えました。

 虎杖との初対面の時、七海は「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです」「そして一般企業で働き気づいたことは、労働はクソということです」「同じクソならより適性のある方を。出戻った理由なんてそんなもんです」という印象深いセリフを吐くという、クールでユニークな登場でした。

 そんな七海の魅力は、大人感満載のセリフまわし。元サラリーマンだけについつい納得してしまうシーンが多いのです。虎杖と共に改造人間と戦った際に「枕元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」という言葉を虎杖に伝えました。世の中のサラリーマンたちは共感するところが多いのはないでしょうか。呪術師ながらも、セリフから垣間見える一般的な感性に人気が集まるようです。

「仕事に私情は持ち込まない主義」というモットーを語る“超大人”な七海ですが、虎杖や仲間に対して感情的になるシーンも見られます。基本的にはクールな一方で、時折ヒートアップするギャップがまた魅力的なキャラクターなのです。

 ちなみに、筆者は“最強”呪術師・五条悟(ごじょう・さとる)が高専生時代にかけていた丸いサングラス姿も、イケメンすぎて魅力的に感じています。

「ほとんどグラサンでできてる」「サングラスが本体」と言われる名物キャラ

●『NARUTO-ナルト-』油女シノ

油女シノなど第8班のメンバーが表紙に描かれる 著:岸本斉史『NARUTO-ナルト-』34巻(集英社)

 続いては、岸本斉史先生による忍者マンガ『NARUTO-ナルト-』。主人公・うずまきナルトや、そのライバルで親友・うちはサスケをはじめ、個性的な人気キャラクターが数多く登場する同作。登場回数が決して多くないにも関わらずファンから人気を集めるキャラクターが、油女シノ(あぶらめ・しの)です。

 シノはナルトと同じアカデミー出身で、蟲(むし)を操る油女一族の忍。いつもサングラスをかけていて、口元も隠しているため表情すらハッキリ見えないのに、ファンが多いキャラクターなのです。

 その魅力のひとつは、忍として圧倒的ポテンシャルを持つ点ではないでしょうか。下忍時代に起きた「木の葉崩し」の際には、ナルトやサスケなどメインキャラクターとともに、犯行に加担した「砂隠れの里」の忍と戦闘するシーンが描かれました。シノは、傀儡使いのカンクロウと戦い勝利。終始ポーカーフェイスで戦う姿は非常にカッコよく、このシーンで心をつかまれたファンは少なくないのではないでしょうか。

 そんなシノの戦闘力は「木ノ葉隠れの里」の暗部集団「根」の創設者でありリーダー・志村ダンゾウからスカウトされるほどでした。ナルトの息子のボルトをメインに据えた続編『BORUTO-ボルト-』では、アカデミーでボルトの担任を務めており、登場回数が激増。油女シノファンにはたまらない内容になっています。

●『銀魂』長谷川泰三

「マダオ」こと長谷川泰三が表紙に描かれる 著:空知英秋『銀魂』第10巻(集英社)

 続いては、2021年に映画『銀魂 THE FINAL』が放映された、空知英秋先生による人気作『銀魂』。同作における“サングラスキャラ”といえば、文句なしで「マダオ」こと長谷川泰三(はせがわ・たいぞう)です。

 初登場時はエリート官僚だった長谷川ですが、主人公の銀さんこと坂田銀時(さかた・ぎんとき)の出会いをキッカケに無職になり転落人生を送ります。 

 周りから「マダオ」と呼ばれるゆえんは、メインキャラクターのひとり、神楽(かぐら)が「まるでダメなおっさん」「略してマダオ」と発言したことが始まり。その後は「まるでダメな夫」「まじでダサいオヤジ」「正にダルそうなオジさん」「全く堕落してしまったオジさん」などさまざまな意味で呼ばれています。

 長谷川が終始登場した「竜宮城編」では、スカウターならぬ「スパウザー」で戦闘力を計られると、サングラスをかけた状態の戦闘力は654K(1K=昆布1枚分の戦闘能力を有する)だった一方、サングラスを外すと1K。その存在が1枚の昆布と同等レベルだと判明しており「マダオはほとんどグラサンでできてる」「サングラスが本体」と言われる始末でした。

 そんなサングラスネタで物語を影から盛り上げているマダオ。改めて彼に注目して同作を見直してみるのも良いかもしれません。

●『ドラゴンボール』亀仙人

亀仙人が表紙に描かれる 著:鳥山明『ドラゴンボール』第28巻(集英社)

 最後は、鳥山明先生の国民的作品『ドラゴンボール』の亀仙人(かめせんにん)です。「週刊少年ジャンプ」掲載作品のなかでも抜群の“サングラスイメージ”があるキャラクターではないでしょうか。

 クリリンやヤムチャなど弟子たちからは、敬意を込めて「武天老師」と呼ばれている伝説的武道家。スケベな性格なギャグキャラクターですが、ここぞというときに筋肉を増大させて戦うバトルシーンが魅力的です。

 また、亀仙人といえば、同作の真骨頂「かめはめ波」を編み出した張本人。『ドラゴンボール』を語る上で切っても切り離せないキャラクターなのです。

 筆者としては、登場当初の丸っぽいサングラスよりも、近年のアニメ放送で描かれるエメラルドグリーンをベースにしたサングラスの方が、若々しくて素敵に感じています。

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 以上、「週刊少年ジャンプ」掲載作品から“サングラスキャラ”を4人選んで紹介しました。『ONE PIECE』のドフラミンゴや、『シティハンター』の海坊主など、まだまだ紹介したいキャラクターは存在します。皆さんの心に残っている“サングラスキャラ”は誰ですか?