どんでん返しの展開の末、ラストページに衝撃「ゾッとした」

 妻のシズカを亡くした男性は、寂しさのあまり、いない妻に毎日話しかけていました。するとある日妻の返事が聞こえ、姿も見えるようになったのです。日に日に妄想の域を超える現象が起き始め、「妻が本当によみがえった」と確信した男性は、霊能者を呼んで妻の存在を確認してもらうことに……。

 的野アンジさん(@matonotoma)による創作マンガ『死んだ妻の姿が今も見える理由。』がTwitterで公開されました。本作は「週刊少年サンデーS」および「サンデーうぇぶり」にて連載中の本格ホラーマンガ『僕が死ぬだけの百物語』からのエピソード。どんでん返しの末に、ラストページで示唆される驚きの真相とは?

 読者からは「怖っ!」「ホラーだけど悲しい話」「オカルトチックなホラーというより、もっと現実的な怖さを感じる」「読み返してゾッとした」などの声や、作品の随所にある細かな描写から考察する声があがりました。Twitter投稿は5万いいねを超える話題作となっています。

 作者の的野アンジさんに、お話を聞きました。

ーー『死んだ妻の姿が今も見える理由。』のお話はどのように生まれたのでしょうか?

 ひとりで暮らしているときにふと寂しくなり、誰かがいる想定で暮らそうと考えていた時に生まれました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 マンガの絵のなかにはいくつかヒントのようなものを描いていました。誰も気が付く人はいないだろうと思ったことが次々発見されて、とても驚きました。

ーー本作も含め、的野アンジさんのホラーマンガは、ラストで表現される「人間の怖さ」に意表をつかれます。ストーリーはどのように思いつくのでしょうか?

「人の怖さ」は誰もが経験する一番身近な恐怖かもしれませんね。ストーリーを考える時はあまりそこは意識していなくて、描きたいシーンがひとつできたら、そこから組み立てることが多いです。今回の話では、布団が人の形に膨らむシーンでした。

『僕が死ぬだけの百物語』単行本3巻が発売中(小学館)

ーー本作も収録された『僕が死ぬだけの百物語』単行本3巻が2022年4月12日に発売されました。3巻の収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 オムニバス形式ですので、3巻から読むという場合でも楽しめると思います。百物語を進める主人公周辺の異変にも注目いただければ幸いです。

ーー今後の活動のご予定について教えて下さい。

 現在連載している『僕が死ぬだけの百物語』が最高の形でお届けできるように、今はそれだけに集中しようと思います。