女であることを秘密にして、女性店員と親密に?

 優秀な家族のなかで劣等感や孤独を感じていた主人公の女性は、家を出ることを決意しました。女性は自分を変えるかのごとく長かった髪を短く切り、男性のような外見に。そして出かけた古書店で女性店員と出会います。店員は女性を「お兄さん」と呼び……。

 Sal Jiangさん(@JiangSal)による創作マンガ『秘密』がTwitterで公開されました。本作は双葉社「webアクション」に掲載された短編作品集『SAL』からの一編。女性同士のひとつの愛の形が繊細に描かれた物語です。

 読者からは「好き」「尊い」「シンプルに最高」「ささる」「泣いた」などの声があがりました。Twitter投稿は2万リツイート、12万いいねを超える話題作となっています。

 作者のSal Jiangさんに、お話を聞きました。

ーー『秘密』のお話はどのように生まれましたか?

 昔から『オペラ座の怪人』が好きで、出生や自分自身にコンプレックスのある人が恋をするお話を描きたかったのと、それとはまた別に男装の麗人を描きたかったので、掛け合わせたらこんなんできました。

ーー登場人物ふたりの心の揺れ動きが繊細に描かれているのが印象的でした。ふたりを描くうえで気をつけたところや力を入れたところなどはありますか?

「美男美女」ならぬ、「美女美女」に見えるように手を尽くしたつもりです。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「語彙消失絵柄最高我今世紀最大感動」というコメントです。少なくともふたつの国の言語が意思疎通していて笑いました。

短編集『SAL』が発売中 (C)Sal Jiang/双葉社

ーー本作も収録された短編集『SAL』が発売中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 同人活動していた頃の作品から、つい最近の連載の番外編まで、ぎゅっと詰め込んでいただきました。いろんな女の子の関係性を楽しんでいただけたら幸いです。

ーー今後、挑戦してみたいことについて教えて下さい。

 また同人誌を出したいし、連載もしたいし、絵がうまくなりたいです。世話焼きのおばちゃんが主人公のマンガとか描いてみたいです。