笑いたいのに笑えない! 表情を作るのが苦手な男子

 表情を作るのが苦手な吉川くんは、思っていることが顔に出ないせいでいつも誤解を受け、うまくいかない日々を送っていました。ある日、感情表現が豊かなクラスメイトの佐々木さんが、分かりやすい自分が嫌で涙を流しているのを目撃し……。

 西原梨花さん(@tmk_402)による創作マンガ『少年は無表情を治したい』がTwitterで公開されました。心に傷を抱える無表情な男子が、感情表現豊かな女子と関わるなかで一歩踏み出していく物語。読者からは「好き」「尊い」「素敵なお話」「泣いた」「感動」「エンディングが最高」などの声があがり、Twitter投稿は4万いいねを超える話題作となっています。

 作者の西原梨花さんに、お話を聞きました。

ーー西原梨花さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

「週刊少年マガジン」の新人漫画賞で佳作をいただき、その作品が掲載されたのがデビューのきっかけです。

ーー『少年は無表情を治したい』のお話はどのように生まれたのでしょうか?

 自分はどういう人間が好きなのか考えたところ、感情豊かな人間が好きだと分かりました。ですが、マンガは基本的にはオーバーリアクションなので「感情豊か」をマンガで表現するのは難しいなと思い、逆に無表情なキャラを主人公にしようと思って描きました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「表情が乏しく、そのせいで親から何を考えているか分からないと言われた経験がある」という人の感想が印象的でした。自分の思いつきで描いた主人公に共感してくれる人がいると知り、描いて良かったと思いました。

単行本『落ちてるふたり』全2巻が発売中(講談社)

ーー単行本『落ちてるふたり』全2巻が発売中です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?

 男子高校生が隣人の女子大生に恋をする話です。大事件が起こる作品ではないですが、何気ない日常や会話を楽しんでもらえるように意識して描きました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 普段は商業での掲載に向けて話を考えているのでTwitterの更新頻度は少ないですが、短編のマンガを思いついたら描きたいです。