母として、編集者として日々奮闘する姿に「かっこいい」

 ここは文芸誌「アウト・ポケット」編集部。今月の校了を無事迎え、仕事は一段落していました。しかし猛烈な勢いで仕事をするひとりの女性が。彼女・堀水さんは2児の母で、子供のお迎え時間までに仕事を終わらせないといけないのです。そんななか、作家先生のゲラにちょっとしたハプニングが……。

 漫画家・ジェントルメン中村さん(@gentlemennkmr)による創作マンガ『2児の子持ち女性編集者とそれを見守るパワフルな女上司の話』がTwitterで公開されました。本作は講談社の文庫PR誌「IN☆POCKET」にて連載されていた『ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ』からの一編。たくましい女性編集者たちが日々奮闘する痛快お仕事マンガです。

 今回公開された第18話は育児と仕事を両立する母の日常が描かれており、読者からは「かっこいい」「母は強し」「共感しかない」「元気出た」「同じ母として感動」「ほっこりした」「私も頑張る」などの声があがりました。Twitter投稿は1万リツイート、4万いいねを超える話題作となっています。

 作者のジェントルメン中村さんに、お話を聞きました。

ーージェントルメン中村さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 ヤングマガジン編集部に持ち込みを行い、担当編集者がつき、編集会議にネームを提出した結果、「別冊ヤングマガジン」にてデビューいたしました。『マスラオ桶狭間』という作品でした!

ーー『ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ』のお話はどのように生まれたのでしょうか?

 講談社の文庫PR誌「IN☆POCKET」にて歴史小説PR記事のイラストを描く機会がありました。そのイラストがきっかけとなって「IN☆POCKET」編集部内で私の『セレベスト織田信長』というマンガが話題になり、このジェントルメン中村という漫画家に編集者マンガを描かせたら面白いのでは……という流れで連載依頼が来ました。

 さらに「IN☆POCKET」は編集者が全員女性だったので、パワフルな画風で女だけの「アマゾネスな」編集部を描いて欲しいというリクエストもいただき、『ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ』は誕生いたしました。

 私としても長年濃厚な中年男性が大量に出てくるマンガばかり描いていたので、新たな扉が開いたような気がしてうれしかったのを覚えています。

ーーTwitterで公開された第18話は「働く母」のパワフルな日常が描かれており、たくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 老若男女、子供の有無問わず「元気になった」という声をいただけたのがうれしかったです。また、基本的にはギャグマンガだと思って描いているのですが、「泣けた」「感動した」というお声をいだいたのが予想外でこれもうれしく思いました!

『ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ』単行本が2巻まで発売中 (C)ジェントルメン中村『ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ』/講談社

ーー『ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ』の単行本が2巻まで発売中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 編集者や小説家だけでなく、校正、DTP、装丁、営業、書店員etc.……出版に関わるさまざまな職種の人びとを紹介しつつ、それぞれが皆プロとしてこだわりを持ちすぎるあまり、端から見たら怪奇現象に見えてしまう様子をパワフルなギャグマンガに仕上げております!! 爽快感とホッコリ感をご堪能下さいませ。

ーー作中の迫力ある作画や人間味あふれる登場人物に引き込まれます。作画やキャラクター作りのこだわりなどはありますか?

 編集者(アマゾネス)の筋肉や、ベテラン作家(アニマルズ)の顔のシワの「うねり」を強調することによって画面にグルーヴ感を発生させ、地味で地道な業務をダイナミックに表現できるよう心がけております。

 また、全ての登場人物が自分の業務に戦国大名のごときバイブスで挑んでいるようなセリフ回しを心がけております。

ーー現在の創作活動や、今後のご予定について教えて下さい。

 現在「コミックシーモア」にて『異世界プロレスラーマキト』を連載中です。また、書籍のカバーや雑誌・ニュースサイトのイラストなども描いております。新連載も始められるよう準備しております。もろもろチェックいただけると幸いであります! 何卒よろしくお願いいたします〜。