歴史的ヒット作も「11月21日」に発売された

「スーパーマリオ」でお馴染み、日本が世界に誇るゲーム企業「任天堂」。同社は数十年にわたって多種多様な名作を生み出していますが、読者の皆さまは、ファンの間で11月21日が「任天堂の日」と呼ばれていることをご存知でしょうか。

 11月21日が任天堂の日と呼ばれる由来は、この日に数多くのヒットタイトルやゲームハードが発売されたことにあります。そこで今回は、社会で注目を集めた「任天堂の日」を振り返るべく、同日に発売されたゲームハードや話題となったゲーム作品を紹介します。

●スーパーファミコン(1990年)

 テレビゲームの歴史を変えた任天堂のゲーム機「ファミリーコンピュータ」(以下、FC)。その遺伝子を受け継いだのが、1991年に発売された後継機「スーパーファミコン」(以下、SFC)です。

 SFCは『スーパーマリオワールド』と『F-ZERO』という2本のローンチタイトルとともに登場しました。同機はFCよりも高性能な16ビットCPUやグラフィック描画機能を備え、リリースから1年で出荷台数380万台に到達。約3年後には国内のみで1100万台を突破したほか、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といった人気RPGのナンバリングタイトルも制作され、FCに続く形でゲーム市場の隆盛に大きく寄与します。

 衛星データ放送を利用してゲーム作品をプレイする「サテラビュー」や、携帯ゲーム機「ゲームボーイ」のソフトがテレビ画面で遊べる「スーパーゲームボーイ」など、さまざまな周辺機器が作られたのもSFCの特徴。2017年には人気タイトルを収録した復刻ハード「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が発売され、リアルタイム世代の関心を惹きました。

●ゼルダの伝説 時のオカリナ(1998年)

 36年続く「ゼルダの伝説」シリーズにおいて、初の3Dアクションアドベンチャーとして描かれたのが『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(以下、時のオカリナ)です。主人公の「リンク」はハイラルを闇に堕とさんと目論む「ガノンドロフ」を倒すべく、少年・大人と時代をかけて奔走。時間軸を超える壮大な物語、そして対象物を素早くロックオンできる「Z注目」などの画期的なシステムも導入され、後の同シリーズの方向性を決定づける重要な一作となりました。

 リリース前の発表段階からユーザーの視線を釘付けにしたといわれている『時のオカリナ』ですが、同作は国内外を合わせて750万本以上のソフト売上を叩き出し、CESA大賞(現・日本ゲーム大賞)を含め複数の実績を獲得しています。

数度の発売延期を乗り越えてファンに届けられた『ポケットモンスター 金・銀』。画像は金バージョン(任天堂)

「ポケモン」人気を確立させた第2作目も「11月21日」発売

●ポケットモンスター 金・銀(1999年)

 ゲームにはじまり、トレーディングカード・アニメ・コミック・実写映画……数多くのメディアミックス展開を経て世界規模のコンテンツに上り詰めた「ポケットモンスター」(以下、ポケモン)。その第2作目『ポケットモンスター 金・銀』(以下、金・銀)は、1999年時点ですでに流行の最中にあったポケモンの世界を拡張すると、現在にいたる同シリーズの基盤を確立させました。

『金・銀』は計100種類のポケモンに加え、どこか和の面影が感じられる舞台「ジョウト地方」を新たに実装。第1作目が提唱した「ポケモン収集&対戦」という軸を残しつつ、「ポケモンリーグ制覇後にカントー地方への移動が解禁される」という、ファンにとっては何とも嬉しいサプライズ要素が好評を博しました。

 今回取り上げたゲームハード&タイトルはほんの一例に過ぎません。11月21日には、任天堂が送り出した名機や傑作がたくさんあります。興味のある方は手持ちのソフト等を振り返りつつ、記念すべき日に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。