シリーズファン待望の『FF7』リメイク第2作目
国内最大級のゲーム展示イベント「東京ゲームショウ2023」(2023年9月21日〜9月24日開催)のビジネスデイにて、スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)ブースを取材。同社が開発中の最新作『FINAL FANTASY VII REBIRTH』(以下、FF7リバース)を試遊しました。
『FF7リバース』は、2020年4月に発売された『FINAL FANTASY VII REMAKE』(以下、FF7リメイク)の続編です。『FF7リメイク』ではオリジナル版の『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)が最新技術によって美しく生まれ変わりましたが、『FF7リバース』も同様の試みで作られており、具体的には「クラウド一行がミッドガルを抜けたあと」からゲームが始まります。

今回の試遊でプレイできたモードは、大きく分けて2種類。まずは「FATED BEGINNINGS:SEPHIROTH&CLOUD」(以下、SEPHIROTH&CLOUD)からご紹介します。
「SEPHIROTH&CLOUD」はその名の通り、本作の主役「クラウド」と、世界に災いをもたらそうと暗躍する「セフィロス」が手を組み、ニブル山の魔晄炉に生じた異変を調べるモードです。回想編ということで、本編では敵として立ちはだかるセフィロスを操作できるのが、本モードの魅力です。

『FF7リバース』の基本的な戦闘システムは、おおむね前作から踏襲されています。「たたかう」で地道にダメージを与え、ATB(アクティブタイムバトル)ゲージが溜まったら、各種コマンドを選んで有利な一手を打ち出す。経験者なら特に迷う心配はなく、『FF7リメイク』未経験者であっても、親切なチュートリアルが頻繁に差し込まれるため、安心してプレイに集中できます。

大剣を振るって強烈な斬撃を叩き込めるクラウドに、リーチに優れた長剣で距離を問わず立ち回ることができるセフィロス。どちらも明確な強みがあり、戦闘中に任意のタイミングで切り替えられるのも嬉しいポイントです。
また、新要素「連携アクション」と「連携アビリティ」を使えば、本編では見られないクラウドとセフィロスの息のあった協力アクションも見ることができます。試遊の際はセフィロスのアクション、そしてクラウドとの連携技に注目しましょう。

前作以上に奥深くなったフィールドの作り込み
もう一方のモード「THE WORLD OF FFVII REBIRTH:JUNON AREA」(以下、JUNON AREA)では、「ファイナルファンタジー」でおなじみの動物「チョコボ」にまたがり、広大なフィールドを自由に探索できます。
オリジナル版の『FF7』を遊んだことがある方なら、間違いなく『FF7リバース』で描かれた世界の広さに驚くはずです。そう言い切れるほど、オープンワールドで表現された本作の舞台は作り込まれており、その世界をプレイヤーが自由に探索できる点こそ、『FF7リバース』が前作から大きくパワーアップした要素だと感じました。

「JUNON AREA」はボス「ボトムスウェル」を倒した時点で終了しますが、そうしたメイン目標以外にも着目すべき点は色々とあります。集めた素材からアイテムを作り出す「クラフト」機能、通常と異なる状況下でモンスター退治に挑む「討伐拠点」……等々、時間に余裕がある限り、ぜひ色んな箇所に目を向けてみてください。
『FF7』リメイクプロジェクトの第2弾『FINAL FANTASY VII REBIRTH』は、「東京ゲームショウ2023」のスクウェア・エニックスブースで試遊できます。