今遊んでも面白い! NINTENDO64の隠れた名作たち

 スーパーファミコンの後を継ぐ形で登場し、『スーパーマリオ64』や『ゼルダの伝説 時のオカリナ』といった傑作を掲げてゲーム業界に功績を残した家庭用ゲーム機「NINTENDO64」。同ハードは1996年6月23日の発売以降、現役をゲームキューブ(後継機)へ譲るまでに計208本(国内版)の専用ソフトが作られました。

 今回はNINTENDO64のソフトラインナップのうち、根強い支持を得ている「隠れた名作」を3本ピックアップ。ゲーム性を踏まえつつ、各作品に秘められた魅力についてご紹介します。

●『がんばれゴエモン 〜ネオ桃山幕府のおどり〜』(KONAMI/1997年8月)

 KONAMIが1986年に手掛けたファミリーコンピュータ用ソフト『がんばれゴエモン!からくり道中』。そのシリーズ初3Dアクションゲームとなったのが、『がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜』です。第一作目から一貫して登場している「ゴエモン」や仲間キャラクターを操作し、プレイヤーは日本全土の支配を企む「ネオ桃山幕府」の打倒を目指すことになります。

 同作はNINTENDO64がリリースを迎えて約1年後という比較的早いタイミング、そしてシリーズに前例のなかった3Dアクションゲームという方式を採用したものの、2Dアクション時代のゴエモンらしさを丁寧に引き継いだ作風で好評を獲得。特撮アニメ風の演出がキャッチーに映えるゴエモンインパクト戦も見事に3D化を果たし、NINTENDO64向けに作られた「ゴエモン」シリーズの基盤を築き上げました。

●『スノボキッズ』(アトラス/1997年12月)

 NINTENDO64では『マリオカート64』や『ディディーコングレーシング』……などなど、パーティーゲームに近いテイストのレースゲームがいくつか作られています。『スノボキッズ』も同じくプレイヤー同士で最終的な着順を競い合うレースゲームですが、他の作品とは異なり、こちらはウインタースポーツの「スノーボード」を題材にしているのが最大の特徴。タイトル名に「キッズ」と入っている通り、プレイアブルキャラクターがすべて「スノボに長けた子供」というのもユニークなポイントです。

 同作の遊び方は至極シンプルで、「キャラクターとコースを選択→レースに挑戦→1位ゴールを目指す」というもの。ただしコース上にはコインを支払ってアイテムを購入可能なショップが存在するため、各プレイヤーはそうしたアイテム類を駆使しつつ、ライバルたちを妨害しながら順位を上げるプレイスタイルが基本となります。同作はストーリーモードこそ実装されていませんが、一方でゲームバランス面の仕上がり具合は上々。この第一作目を機にシリーズ展開が始まり、NINTENDO64、PlayStation、そしてニンテンドーDSなどでも新作が展開されました。

●『爆ボンバーマン2』(ハドソン/1999年12月)

 NINTENDO64向けに発売された「ボンバーマン」シリーズは、同ハードのソフトラインナップのなかでも、とりわけ高難度な3Dアクションゲームと言えます。1999年末に誕生した『爆ボンバーマン2』も例に漏れず、秘密結社「BHB団」とボンバーマンの戦いを描いた歯ごたえ抜群のストーリーモードが特徴的。プレイヤーは地形の異なる計8つのワールドに足を踏み入れ、相棒の「ポミュ」と一緒にワールドボスを倒す旅へ出発します。

 作品数を重ねるごとにゲーム性に深みが増したNINTENDO64の「ボンバーマン」シリーズですが、『爆ボンバーマン2』からは新要素「属性ボム」が登場。炎、氷、風……などの特性の違うボムを状況に応じて使い分けるギミックが実装されたのです。また、重厚かつプレイヤーの達成感を大きく誘うシナリオ面、そしてキャラクターボイスの追加といった演出面も品質が良く、一部のゲームシステムはゲームキューブの『ボンバーマンジェネレーション』などにも受け継がれています。

 今回取り上げた3本以外にも、NINTENDO64にはリメイク or 移植の希望が絶えないタイトルがまだまだ存在します。「NINTENDO64とともに青春時代を過ごした」というリアルタイム世代の方は、自分なりの名作に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。