いろいろと考えて退職することになったけど、思い返すと「良い会社に勤めていた」と感じるようなことはありませんか。社員クチコミサイト「OpenWork(オープンワーク) 」を運営するオープンワーク株式会社はこのほど、「退職者が選ぶ『辞めたけど良い会社ランキング2021』」を発表。1位は「マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社」、2位は「グーグル」という結果になりました。ちなみに、トップ3は全て外資系企業。トップ10まで広げても半数が外資系企業でした。

「OpenWork」サイトに2018年1月から2021年10月までの期間で、退職者からの投稿が10件以上ある4691社15万3302件のクチコミを対象データとして集計しました。上位企業と具体的なクチコミ情報は以下の通りです。

【1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社】
▽いずれ経営者になりたいと思っており、幅広い業界、分野の経験を短期間で積むことができることに魅力を感じた。幅広い業界、分野の経験を短期間で積むことができたことに関しては非常に満足。(コンサルタント、女性)
▽国家公務員としてビジネススクールに留学。帰国して役人に戻るのはNOと考えた時に、将来のキャリアの可能性が最も広がる会社と思えたため。(コンサルタント、男性)

【2位:グーグル】
▽最高の環境で働いてみたいと思ったから。働くひとのIQやEQも高く、世界をリードするような会社で働くことが自分の社会的な価値向上やスキルアップにもつながると考えたから。(事業企画、女性)

【3位:A.T.カーニー】
▽幅広く、様々な産業・企業における経営課題をキャリアの早期の段階で把握したかったから。また、コンサルタントの問題解決手法について体系的に学ぶ経験を得たかったから。(戦略コンサルタント、男性)

また、4位以下のトップ10には「リクルートマネジメントソリューションズ」「P&Gジャパン」「スカイライト コンサルティング」「サントリーホールディングス」「特許庁」「リクルートホールディングス」「ゴールドマン・サックス証券」といった会社が入りました。

外資系企業が上位に多いことについて、調査した同社は「人材の流動性が高いイメージのある外資系企業ですが、『入社理由』の社員クチコミを見ていくと、入社時のキャリアビジョンとして、自身の長期的なキャリアの通過点としてその企業を捉えている声が多く見られました。自身が求める成長を得られ、次のステップに進むための『ポジティブな退職』であることが、退職後の高評価につながっているのかもしれません」と解説しています。

また、官公庁から唯一上位にランクインしたのが「特許庁」。特許庁は経済産業省の外局で、発明や意匠・商標に関する知的財産の管理や手続きを行う機関です。クチコミからは、自身の専門性を発揮できるだけでなく、未経験であっても充実した研修によって専門性を身につけられる点や、審査官として7年以上勤務すると弁理士の資格を取得できる点を評価する声が見られたといいます。調査した同社は「上位企業同様に、長期キャリアを描ける点が評価につながっているようです」と説明しています。