社員クチコミサイトOpenWork(オープンワーク)を運営する「オープンワーク株式会社」は、このほど「上場企業の時給ランキング2022」を発表しました。同ランキングによると、1位に選ばれたのは、中堅・中小企業を対象にM&A仲介事業を行なっている「M&Aキャピタルパートナーズ株式会社」だったそうです。

ランキングは、2019年1月〜2022年7月の期間にクチコミが5件以上あった上場企業1953社が対象。有価証券報告書による平均年収を、各社の月間標準労働時間とOpenWorkに投稿されている平均残業時間(月間)から算出した年間勤務時間で割って「時給」を算出。ランキング化したといいます。

調査によると、ランキングのトップ10には総合商社が4社ランクイン(三菱商事・伊藤忠商事・三井物産・住友商事)していました。また、トップ30のうち、20社以上が5000円超えの時給だったそうです。なお、トップ30の平均時給は「5755円」でした。上位の企業についての具体的な社員のクチコミは以下の通りです。

【第1位:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社」(8810円)】

中堅・中小企業を対象にM&A仲介事業を行なっており、所定労働時間が長めの8時間であることに加え、平均残業時間が94.3時間とトップ30の中で最も多いにもかかわらず、2000万円超えの高い平均年収によって時給でも1位となりました。給与は成約率に準じており、売り上げによってかなりの差があることが窺えるといいます。

▽年収3000万円。賞与は殆どが売上に比例する。その計算方法も明確であるため、自分の賞与額がどれくらいになるかも概ね計算できる。売り上げの配分は、案件当事者以外の者も売上配分の決定プロセスに関与するため、公平性・納得性のある売上配分が行われる。サポートした人間(上司)より、案件開拓した人間(部下)が評価される風土である。数年経てば、一人で案件を仕上げられるようになるため、売上の大半が自身に配分される(コンサルタント/男性)
▽年収4200万円:基本給(月)40万円、賞与(年)3000万円。営業活動がすべてで、案件をより多く成約させれば年齢に関わらず数千万以上の高収入が可能。競合他社と比べると営業ができなかった時の風当たりは強くないように感じるが、周りとの収入の差が歴然なのでプレッシャーは感じる(営業/男性)
▽年収600万円:基本給(月)35万円、賞与(年)180万円。給与制度は、成約がゼロの場合は420万円ほど。あとはチームや個人での成約率に準じて。評価制度はよくもわるくも成約率が全て。ここについては徹底している(M&Aアドバイザー/男性)

【第2位:ヒューリック株式会社(8627円)】

▽年収950万円:基本給(月)35万円、残業代(月)15万円、賞与(年)350万円。新卒社員は10年程度横並びで昇級・昇格している。個人のパフォーマンスはほとんど影響しない。収入に関してはベースよりもボーナスに偏っており、若手に関しては40%前後をボーナスが占めている。部署によってボーナスに若干の差があるが大きな差はない(不動産/男性)

【第3位:三菱商事株式会社(7664円)】

▽年収1300万円。総合職は新卒入社するとスタッフ職からスタートし、ほぼ同年代同時期に管理職(プロフェッショナル職)になれる。管理職になった段階で給与は月給、賞与は1.5倍くらいに上がる。賞与は年二回支給で、夏のボーナスは基本賞与に加えて業績連動ボーナス、個人の成績加算金が加算される。後者二つによるボーナスの個人差は大きい(マネージャー/女性)

【第4位:伊藤忠商事株式会社(7350円)】

▽年収1500万円。ボーナスの割合が高く、さらに個人の成績によりボーナス金額が変わる傾向にある。30歳を前にして年収は1000万円を超える。最近は株式報酬制度なども充実し始めており、実際の収入ベースではプラスアルファで50-100万円程度の影響があるのが実態だと思われる(営業/男性)

【第5位:三井物産株式会社(7119円)】

▽年収1700万円:基本給(月)100万円、賞与(年)500万円。全般に高いが、ボーナスは所属部門の組織業績により年収200万円程度の差はつく。また、海外赴任期間中は別途高額手当があり、地域によっては交通費や子女教育費も会社負担なので個人の持ち出しはほぼ無いケースもある(マネージャー/男性)

【第6位:株式会社キーエンス(6848円)】

▽年収2000万円。基本給は少ないが、毎月業績給と年4回のボーナスがあり、全体としてはかなりの額になる。人事考課によって±10%くらいは変わるが、会社の利益増減による業績給の振れ幅の方が大きいため、人事考課のことは全然気にならなくなる(開発/男性)

【第7位:住友商事株式会社(6254円)】

▽年収1500万円。年功序列が色濃く残っているが、真面目に取り組めば評価をしてもらえる。いち早く成長したい人には向かないが、コツコツタイプの人には向いている(基幹職/女性)

【第8位:三菱地所株式会社(5990円)】

▽年収1200万円。給与は基本的に年功序列。賞与は長期安定支給を基本としており、おおよそ給与の8か月分(総合職/男性)

【第9位:三井不動産株式会社(5846円)】

▽年収1200万円。完全な年功序列である。給与以外の手当も多く、待遇には満足している。評価制度は定性評価であり、評価の軸がいまいちわからないところがある。評価の違いがどのように給与やボーナスに反映されているかもわかりづらい(主事/女性)

【第10位:株式会社ストライク(5809円)】

▽年収1300万円:基本給(月)50万円、賞与(年)700万円。年俸ベースで、当初1年間は前職給料を踏襲し支給されるが、基本的には年俸500万〜700万程度。役職によって月収ベースはアップ。あくまでもインセンティブがキー(アドバイザリー/男性)