サイゼリヤで注文時に使用する注文用紙がSNS上で大きな注目を集めている。

きっかけになったのはだいすけさん(@daisuke_wine)による「友人夫妻とサイゼリヤ。注文用紙にメニュー番号を書き、店員さんが料理名を読み上げて確認。『このシステム意味ある?』と言った友人に、カフェ経営者の奥さんが一言。『でもこれなら、注文まとまってないのに店員よび出して時間かかるグループ客がなくなって、ムダな時間減るわ』その視点マジすぎる。」という投稿。

サイゼリヤではコロナ禍が深刻になった2020年に「お客様が注文用紙に記入していただくことで、対面時間を短くする取り組みを実施しています」というアナウンスで店舗に注文用紙を導入した。感染対策として始まった取り組みだが、それがもたらす効果は想定を超えたところまで及んでいるようだ。だいすけさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「飲食店経験者です 確かに、呼ばれてから決める方は多いです 忙しいときはイライラしますし、他の従業員からはモタモタしてるって文句いわれることも多々ありました 奥さまに感動してます」
「客に書かせれば『Aを頼んだのにBにされた!』(オーダーはBで通ってる)みたいなクレームも減りそうだしいい取り組みだと思います。
書くことによって証拠が残りますし!」
「メニューのいい間違い、受け間違いが減る、滞留時間が減り効率化、感染防止 良い仕組み作りですよね。」

など数々の称賛の声が寄せられている。

投稿者に聞いた

だいすけさんにお話をうかがってみた。

ーーこれまでだいすけさんは注文用紙についてどのように感じていましたか?

だいすけ:はじめはどんなメリットがあるのか分かりませんでした。でも個人店の居酒屋などで同じような注文方法でやっているお店があることを思い出しまし、注文間違いや店員さんの聞き間違いを防ぐためかなと思ってました。

ーーご友人の奥さまのご感想をお聞きになった際のご感想をお聞かせください。

だいすけ:用紙注文については上記のように感想を持っていましたが、友人奥さんの視点にはその時あらたに気付かされました。ツイートには文字数の都合もあって書きませんでしたが、友人奥さんは居酒屋でのバイト経験が長い方です。ツイートの会話のあとに聞いたのですが、居酒屋ではグループ客の注文がまとまらなかったり、注文間違いの際の「言った言わない」の対応で時間がとられることが多いそうです。そういう視点になるほどなと思いました。

ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。

だいすけ:リプライと引用リツイート合わせて420件ほどのコメントをいただきました。ほとんどが共感コメントで有り難いです。耳が不自由な方からも賛同いただき、私自身も目から鱗が落ちるコメントをいただき勉強になりました。

◇ ◇

コロナ禍ではタッチパネルを導入する飲食店が増えたが、高齢者が扱いづらかったり、日々メニューが変わるような個人店だと管理が煩雑になってしまうというデメリットもあった。最小の手間と費用で最大の効果を作り出したサイゼリヤ。その経営方針に学ぶところは大きそうだ。

なお今回の話題を提供してくれただいすけさんは11月27日に世田谷区のワインバーで「ワイン検定シルバークラス」を開催する。「ブロンズクラス」の合格者が対象だが、レストランやワインショップで自分でワインを選べるようになりたいという方にはピッタリの内容。ご興味ある方はぜひ一般社団法人ソムリエ協会のホームページ「ワイン検定」をチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)