毎年大きな話題となる「ラン活(ランドセル購入のための活動)」ですが、最新のラン活事情はどのようなものなのでしょうか。2024年4月に小学校へ入学する子どもがいる家庭にラン活について調査をしたところ、ランドセルの購入予算は、男女ともに「5万円未満」が最多でした。また、人気のカラーについては、男の子は「黒」、女の子では「紫」が1番人気だったそうです。

ランドセル情報サイト『ランドセルの通知表』を運営する株式会社MayLight(東京都新宿区)が、「2024年度のラン活アンケート調査」と題して2022年11月にインターネット上で実施した調査で、有効回答数は400人(男女各200人)でした。

まず、「ラン活を始める時期」を聞いたところ、男の子、女の子ともに「2023年の年明け頃から」(いずれも25%)、「特にラン活は意識していない」(女の子24%、男の子28%)が上位に。その一方で、「2022年の秋頃から」(女の子13%、男の子14%)と「2022年の年末頃から」(女の子18%、男の子13%)を合わせると約半数の人が、春を待たずにランドセルの情報を集めていることがうかがえました。

同社は「毎年春頃になると、一部の人気ブランドで『紙のカタログ』が欠品で配布終了となるため、しっかりと情報を集めたい人は年明け頃からラン活をスタートさせた方がよさそうです」とコメントしています。

また、「情報を集める際に参考にするもの」については、「百貨店や量販店のランドセルコーナー」(女の子87票、男の子112票)、「各メーカーの公式サイト」(女の子104票、男の子111票)が上位を占めたほか、「ランドセルの情報サイト」(女の子75票、男の子72票)、「知人からの口コミ」(女の子48票、男の子51票)、「FBやインスタなどのSNS」(女の子37票、男の子40票)なども挙げられたそうです。

次に、「いつ頃ランドセルを購入予定ですか」と聞いたところ、男女ともに回答が分散し、男女とも「特に決めていない」(女の子27%、男の子24%)が最多となりました。

同社は「ここ数年は、職人手作りの工房系メーカーでも供給が安定してきていて、昔のように『秋頃には大半の商品が完売してしまう』という状況が大きく改善されています」と説明する一方で、「ただし、『黒川鞄工房』などの一部の人気ブランドや、超高価格帯の『コードバンランドセル』などは今でもすぐに売り切れてしまうので、購入を検討している人は早めに情報収集をしておいた方がよいと思います」とも述べています。

続いて、「ランドセルの購入予算」を聞いたところ、男女とも「5万円未満」(女の子32%、男の子40%)が最多に。ちなみに、男の子は「3〜5万円未満」の合計が66%なのに対して、女の子では56%となっており、やや女の子の方が予算が多くなっていることについて同社は「この傾向は今年だけではなく、毎年の傾向と言えます」と説明しています。

また、「人気のカラー」については、男の子は「黒」(151票)、「紺」(111票)、「青」(70票)がトップ3にランクイン。一方、女の子では「紫」(121票)、「ピンク」(105票)、「赤」(95票)がトップ3でした。

なお、「茶系(ブラウン、キャメル、こげ茶)」が男女ともに4番目に多く、男女共通で人気があるカラーであることがうかがえたそうです。

さらに、「購入予定のランドセルの素材」を聞いたところ、男女とも大きな差異はなく、「こだわりはない」(女の子24%、男の子26%)と「まだ決めていない」(いずれも34%)を合わせると約6割となりました。なお、指定があった中では「クラリーノ」(女の子22%、男の子19%)や「牛革」(女の子14%、男の子17%)の人気が高かったそうです。

ランドセルを選ぶ際の「重視するポイント」については、男女ともに「軽さ、背負いやすさ」(女の子47%、男の子40%)がダントツで最多に。次点以降は男女で回答が分かれており、男の子は「デザインや色」(17%)、「価格」(16%)、「丈夫さ」(16%)の3つがほぼ同票となった一方で、女の子では「デザインや色」(28%)が2位となっており、男女で差が出る結果となりました。

また、「ブランド(メーカー)選び」については、男女ともに「特にこだわりはない」(女の子40%、男の子44%)が最多となりました。そのほかでは「大手メーカー」(女の子23%、男の子20%)、「職人手作りの工房系ブランド」(女の子18%、男の子16%)、「人気が高いブランド」(女の子17%、男の子15%)などに回答が分散し、特に偏った人気などはないことがうかがえたそうです。

最後に、「ランドセルの購入は最終的に誰が決めますか」と聞いたところ、男女ともに「子ども」(女の子54%、男の子55%)が過半数を占めました。次点では昨年と同様に「母親」(女の子24%、男の子21%)だったそうです。

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調査を実施した同社は「今年に入って『ランドセル症候群』という言葉も話題になりましたが、ランドセルの重さはそのまま子どもの負担につながるので、少しでも軽く、背負いやすいモデルを選んであげたいところです」と説明。

さらに「この点は各メーカーも非常に気にしていて、軽さにフォーカスしたモデルも増えてきています」とも述べています。

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【出典】
▽ランドセルの通知表