動乱の世を真の仁君が統べるとき、「麒麟」が現れる―。しかし、コロナ禍により聖獣来光への道のりはやむなく中断。放送は6月7日をもって一時休止となりました。5月27日、番組公式Twitterは『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』を6月14日より三週連続で放送すると発表しました。

「逆賊」とされてきた明智光秀を主人公に、戦国時代に新たな光を当てて描かれる群像劇「麒麟がくる」。苦境の中にあっても清廉に高潔な生き方を貫く明智光秀と、乱世の闇と邪悪を一身にまとうが如き織田信長。長谷川博己と染谷将太は、7日放送の第21回「決戦!桶狭間」でも両雄のひとときの邂逅をスリリングに演じきり、SNSには「は、早く続きが見たい…」「まさにリアル世界でも麒麟は来るのか?状態だよ…」とすぐにも再開を願う声があふれました。そんな「麒麟ロス」を埋めるべく企画された特番の現時点での放送予定は以下の通り。

・6月14日(日)「独眼竜政宗」
・6月21日(日)「国盗り物語」
・6月28日(日)「利家とまつ」

14日は、上述の「桶狭間の戦い」のころ誕生し、のちに“独眼竜”と異名をとる戦国大名・伊達政宗をクローズアップ。若き日の渡辺謙がタイトルロールを熱演しました。また北大路欣也、勝新太郎、岩下志麻など豪華キャストの名演技も続々登場。MCは高橋英樹・川島明(麒麟)。戦国大河ドラマが大好きなゲスト、松村邦洋・伊達みきお(サンドウィッチマン)とともに各回、上記のタイトルを中心に「戦国大河」の名場面を堪能できる内容になっているといいます。

ところで、そもそもなぜ、特番の時代設定を「戦国」としたのでしょう?番組の制作統括・斎藤直子チーフ・プロデューサーに聞きました。

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――なぜ「戦国時代」を特番のテーマに選んだのですか。

 「麒麟がくる」と近い時代設定だからです。明智光秀・織田信長・豊臣秀吉ほか、共通の登場人物や、歴史的出来事が次々登場します。戦国時代を別の側面から楽しんでいただけると思いますし、放送再開後は、さらにその世界をより深く味わっていただくことにもつながればと思い、この時代を選びました。

――特番の告知にSNSで反響がありました。

 スタッフ一同、本当に嬉しく思いました。「麒麟がくる」の休止でがっかりなさっている方も大勢いらっしゃると思いますが、スペシャルで楽しんでいただけるよう、がんばります。

――見どころは。

 「名優たちの名演技」は必見です。また渡辺謙さん、反町隆史さん、三田佳子さん他、豪華キャストが当時の撮影秘話を語ってくださいました。今だからこそ話していただける貴重なインタビューも楽しんでいただきたいです。

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「『麒麟がくる』ではこのシーンはこれからどのように描かれるのか…なども想像しつつ特番を見ていただければ」とも話す斎藤さん。様々な角度から「戦国」を俯瞰することで、クライマックスで光秀が起こす「本能寺の変」の成り行きと結末が、より大きなカタルシスとなって私たちの胸に迫ってくるのかもしれませんね。

■特集番組・「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル
6月14日(日)、6月21日(日)、6月28日(日)
午後8時〜8時45分/NHK総合で放送。 ※土曜の再放送あり
午後6時〜6時45分/BSプレミアムで放送

(まいどなニュース特約・山本 明)