人生の最期を迎えるにあたっていろいろな準備を行なう「終活」。SBIエステートファイナンス株式会社が実施した「終活と住まいの相続に関するアンケート調査」によると、自身の終活について「すでに行なっている」と回答した人は1割程度に留まっていたことがわかりました。また、終活に取り組むきっかけについては、「自分が年を取ったと感じたとき」が最も多い結果となっていたそうです。

同調査は、2022年7月に持ち家がある20歳以上のマイナビニュースユーザーの男女(40代以下:119人、50代:104人、60代以上:98人)321人を対象に実施されました。

同調査によると、93%の人が「『終活』という言葉を知っている」と回答。また、「自身の終活の意向」については、すべての年代で「今後行ないたい」(40代以下:55.5%、50代:78.8%、60代以上:65.3%)が最多となり、「すでに行なっている」(40代以下:10.1%、50代:5.8%、60代以上:13.3%)と回答した人は約10%に留まったそうです。

続いて、「終活について誰かに相談したことはありますか」と聞いたところ、77%の人が「相談したことがない」と回答しました。また、「終活の相談をしたことがある」と答えた人に「実際に誰に相談しましたか」と聞いたところ、年代が下がるにつれて「親しい友人・知人」(40代以下:69.0%)が多く、反対に年代が上がるにつれて「子ども」(60代以上:57.9%)と答えた人が多くなっていました。なお、年代が上がるにつれて「専門家」への相談も増えており、より専門性が求められる終活を行なっていることがうかがえたといいます。

さらに、「終活の相談をしたことがない」と答えた人に「今後、もしも相談するとしたら誰にしますか」と聞いたところ、40代以下と50代については「専門家」(40代以下:41.1%、50代:34.2%、60代以上:16.5%)へ相談するとの回答が多かった一方で、60代以上では「子ども」(43.0%)が最多になっていたそうです。

次に、「終活は誰に必要なものだと思いますか」と聞いたところ、68%の人が「残された人のために必要なもの」と考えていることがわかりました。

また、「終活に取り組むきっかけ」については、すべての年代で「自分が年を取ったと感じたとき」(40代以下:49.6%、50代:70.2%、60代以上:68.4%)が最も多い結果となっていたそうです。

一方、終活と似たイベントの一つである「遺言書の作成」について、公益財団法人日本財団の「遺言書に関する調査」によると、遺言書の作成に取り組むきっかけは「自身の体調不良」が最も多いとされていることから、「遺言書」は死に直面した際に行なうもの、「終活」は健康なうちに行なうものといった、意識の違いがあることがうかがえたといいます。

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調査を行なった同社は「終活は、健康不安に直面した時に行なう遺言書の作成などとは別で、『残りの人生をより前向きに自分らしく生きるための活動』ともされ、再度人生を見つめなおすきっかけになる場合もあります。健康で自己判断が可能なうちに終活に取り組んでみてはいかがでしょうか」と述べています。