「1回きりの10万円では足りない」「本当に支給されるの?」―。国民1人当たり10万円を支給する「特別定額給付金」の金額や使い道について、京都新聞社は双方向型報道「読者に応える」のLINE(ライン)に友だち登録している人を対象にアンケートを行ったところ「生活費に用いる」などの声が多く寄せられました。一方で、金額は「十分だ」が「少ない」を上回る結果でした。

 10万円の金額は「十分だ」が54・4%でしたが、「少ない」も45・5%ありました。使い道は「買い物」(37・1%)が最多の一方、給付金の支給が始まっていない自治体も多くあり「未定」(19・6%)が続きました。「貯金」が18・5%、これまで自粛が続いていた「旅行や外食」を挙げる人も11・7%いました。

 注目は自由記述欄です。10万円の金額に対して「足りない」という声が多く寄せられたほか、具体的な使い道では「生活費」を挙げた人が多くいました。

 金額について、滋賀県の40代女性は「夫の残業も自分の残業もなくなった。1回きりの10万円支給だけでは足りなくて、どうしていけばいいのかわからない」と苦しい心境をつづります。京都府の50代女性は「給料がない中で家のローンを払うには、1カ月10万円ではまかなえない」とします。

 政府に対して「10万円1回だけの給付金では生活が困窮する家庭がある」(京都府の60代男性)などと、さらなる給付の要望もありました。

 「給与や収入がないため生活費に充てる」も目立ち、京都府の50代男性は「職場が7月まで休業するので、6月の給与だと思い生活費に充てる。とはいえ、かなり節制した生活になります」と明かした人もいました。

 また支給の遅さを指摘する声もあり、京都府の50代女性は「まだ申請用紙が届いていないので実感が薄いです。アベノマスクすら届いてないんで、本当に支給されるの?と言う感じ」と率直な心境を記します。「アベノマスクおよび給付金はなかなか届かないが自動車税の請求書はきっちりくる。どないなっとるんや この国は」(京都府の50代男性)と怒りを隠しきれないコメントも見られました。

 一方で「私自身は、10万円で十分です。国民全員でなく本当に必要なところへ使ってもらった方がよいと思っています」(京都府の50代女性)といった意見もあった。

(まいどなニュース/京都新聞・浅井 佳穂)