兵庫県の有馬温泉で立ち上がったプロジェクト『有馬に恋さん』のオンライン講演会が、先月30日から今月6日、13日と3週にわたって配信された。

新型コロナウイルスの影響により、苦しい状況が続く日本三古湯のひとつである有馬温泉。同プロジェクトは、そんな現状を「落ち込むよりも受け入れて、前向きに動いていきたい」と地元の有志らが企画した。

プロジェクトの目的は、谷崎潤一郎の小説『細雪』(1943年)に登場する自由奔放なモダンガール・妙子(愛称:こいさん)を現代によみがえらせ、小説の時代に流行った「阪神間モダニズム」の再興と、有馬温泉の魅力を発信するため。

オンライン講演会では、「細雪」や「阪神間モダニズム」などに造詣の深い文化人・識者を招いて開催。明治元年創業の土産処・吉高屋で5代目主人を務める吉田佳展さんや、有馬芸妓の新作舞歌詞を担当した俳人であり画家の山本真也さん、モダン着付け講師・北秋愛子さん、谷崎潤一郎研究家・たつみ都志さんが出席した。講演会の様子はYouTube上で視聴できる。