母猫と6匹の子猫

みゅうちゃん(4歳・メス)は、野良猫が産んだ子猫だった。福岡県に住む吉川さん宅の庭にはちょくちょく遊びにくる雌猫がいた。2017年9月、その猫の胸が張っていることに気づき観察していると、中隣の家の屋根裏を拠点としていて、そこで出産したことが分かった。その後、しばらくして吉川さん宅の庭の倉庫に母猫は子猫6匹を連れて引っ越してきた。

吉川さんは猫たちのことが気にかかったが、父親は犬派で、吉川さん自身も猫の飼育をしたことがなかったので、動物愛護センターに保護を依頼した。しかし、愛護センターでは猫の保護はしてくれず、しばらく様子を見守ることにしたという。

取り残された子猫

子猫たちはよちよちよたよた歩くようになり、とても可愛らしかった。そうこうするうちに近所の外猫が猫たちにちょっかいを出すようになり、母猫は子猫たちを連れて引っ越した。

ところが1匹だけ子猫が取り残されていて、母猫が迎えにくることはなかったという。吉川さんは、「1匹だけなら」と思い、10月、子猫を保護した。必要なグッズは何かというところからいろいろ調べたという。

動物病院に連れて行くと、幸い子猫は元気だった。ミルクも自力で飲んでくれて、スムーズに離乳食に移行できた。名前は、野良だった母猫をみぃみぃちゃんと呼んでいたので、ポケモンのミュウと掛け合わせて、みゅうちゃんにしたそうだ。家族は、むたんちゃんと呼んだり、ぷたんちゃんと呼んだりしている。

家族みんな猫の虜に

吉川さんはもともと動物が好きだったので、すぐに猫のことが大好きになった。次第に父親や家族も猫好きになり、今ではすっかり猫の虜。のちに、ペットショップから妹猫を、庭で保護した弟猫も飼うことになった。

みゅうちゃんは、名前を呼ぶと返事をしてくれる。子猫の時は、かまってもらえないと注目を浴びるために悪戯をして困らせたこともある。女の子だが運動神経が良く、高いところに登るのが大好きだ。

吉川さんは「これからさきもずっと責任をもって、大切に幸せに育てて暮らしていきたいです」と言う。当時、保護出来なかった母猫子猫、その他よく来る野良猫は、月日はかかったが、桜耳の猫にしたそうだ。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)