コロナ禍、人と接触せずに購入できることから全国的に脚光を浴びている自動販売機。「富山にも個性的なものがあるんです」と話す富山市のイラストレーター、山本ちろさんに、オモシロ&不思議な自販機を紹介してもらいました。

月1、2回しか稼働しない 昭和感あふれるハンバーガー

山本さんの推し一つ目は、ハンバーガーの自販機です。かつては高速道路のサービスエリアなどにありましたが、今やコンビニにも並び24時間いつでも買える時代。そんな中、この自販機は月1、2回しか稼働せず、プレミア感たっぷりです。

黒部市三日市のイベントスペース「自由空間かって屋」の一角に、3年前から置かれています。レトロな自販機に興味を持っていた会社員の男性が、閉店したドライブインで廃棄寸前だったのを譲り受け、地元のにぎわいづくりにつなげようと稼働させました。

男性によると、この自販機は1980年代に製造されました。

現在はチーズ、ベーコン入り、カレーの3種類を販売。毎回、計40〜50個を用意しますが、1日で完売する人気ぶりです。ネットを通して全国に知られ、客の半分は県外から訪れています。

幻?の双子卵 3度行けど買えず…

続いて紹介するのが、小矢部市平桜の飲食店「おやたま食堂」前にある卵の自販機です。

山本さんがまず驚いたのは「双子ちゃん玉子」が販売されていること。ぜひ、購入したいと3度、訪れましたが在庫なし。自販機を設置する同市の養鶏会社「トコフーズ」に事情を聞くと「双子卵の数が少ないことに加え、人気が高く、すぐに売れてしまいます」と説明します。

「卵かけごはん」もあります。生食に適した卵に、卵かけご飯専用のしょうゆが付いています。

「トコフーズ」は11月上旬、おやたま食堂に設置する卵自販機を2台追加して計3台にし、販売に力を入れています。「小矢部市を卵でさらに魅力的な街にしたい」という思いを抱いています。

県民が大好きな、ますずし インター近くに登場

最後は、富山の名産、ますずしの自販機です。ことし8月中旬に設置されました。

山本さんが富山市上袋にある「源」富山インター店を訪れると、「ますのすし」や「ぶりのすし」が販売されていました。「高速道路や、高速バス乗り場が近く、おみやげに買うのもいいですよね」と話します。

自販機にはキャスターが付いていて、自販機は毎日、閉店後に設置され、翌日の開店時間まで稼働します。10月末には、砺波市太郎丸の砺波インター店に登場。こちらも、店の営業時間外に稼働しています。

二つのボタン、同時に押してみる

商品は店頭で買う方が、よく見て、いろいろ確かめることができます。それでも、山本さんは「なんでだろう…。ボタンを押して買うのが楽しいんですよね」と語ります。二つのボタンを同時に押してみることもあるそうです。コロナ禍、ちょっとした楽しみにお試しあれ!

紹介した自販機を訪れる際は、あらかじめ稼働状況を確認してください。

(まいどなニュース/コノコト)