1000パターン以上ある組み合わせを楽しんで―。岡山県倉敷市の翠松高は2023年度の新入生から新制服を採用する。キーワードは「多様性」。色違いのシャツやネクタイのほか、制服での導入は珍しいパーカタイプの上着など多彩なアイテムが選択可能で、高校生活を満喫できるよう、多彩なコーディネートを用意したという。

 23年度に創立140周年を迎える同高の改革事業の一環。若手や中学生の子どもを持つ教員らで検討委を立ち上げてデザイン案を練り、菅公学生服(岡山市北区駅元町)が仕上げた。

 正装はブレザースタイルで、男子はスラックスにネクタイ、女子はスラックスかスカートを選び、リボンを着用する。式典時は正装を求めるが、普段は自由な組み合わせで登校できる。

 ブレザーはグレー地に、黒色と倉敷の市花「藤」をイメージさせる薄い紫色のチェック柄とし、従来の紺色から一新。胸には藤色のエンブレムを施した。ポロシャツやカーディガン、女子用ネクタイといったアイテムもそろえる。ブレザー、パーカ、半ズボン以外は、オプションとして色違いを選べる。

 新制服は6月25日にあったオープンスクールでお披露目。体育館では、それぞれ異なるコーディネートを身にまとった在校生の男女16人がファッションショー形式で登場し、ポーズを決めると中学生らから拍手が起こった。

 「動きやすく、スタイルもよく見えるデザインだと感じた」と出演した2年女子(17)。倉敷市立多津美中2年女子(13)も「パーカが体温調節しやすそう。気分に合わせて毎日楽しく過ごせると思った」と話した。

 川上忠良副校長は「生徒たちがTPO(時、場所、状況)に応じて着分けることで、自ら考え行動する力の養成にもつなげたい」と期待を込める。

 新制服は8月に商業施設・アリオ倉敷(同市寿町)で展示予定。

(まいどなニュース/山陽新聞)