1匹目の保護猫そらちゃんを迎えて以来、猫の魅力にはまってしまったあかねさん。猫好きが高じて、リビングと玄関ドアの間に高価なペットゲートを作ったことを理由に2匹目の猫を迎えることにした。

2匹目を迎えよう

佐賀県に近い福岡県の交通量が多いところに野良猫が産んだ子猫たちがいた。2019年5月、そこで保護活動をしていた人が子猫たちを保護し、ボランティア仲間でペットシッターの二宮さんに預け、譲渡先を探すことになった。生後2カ月になっていた。

佐賀県に住むあかねさんは、2018年に二宮さんからそらちゃんという保護猫を譲り受けていた。そらちゃんが玄関ドアから外に出てしまわないよう20万円かけて工務店にペットゲートを作ってもらったのだが、「そんなにかけたのだからもったいない、2匹目も飼おう」と思った。もちろん、本当は2匹目の猫を飼いたかっただけだった。あかねさんは、二宮さんのところに保護された子猫がたくさんいるという話を聞き、会いに行った。

初日から仲良しに

二宮さんのところには、4匹の兄弟猫がいた。まだ保護されたばかりで、とても警戒心が強かった。「なんとか私の手からチュールを食べてくれた子がいて、その子を迎えることにしました」。2019年5月31日の夜、子猫があかねさん宅に来た。名前は「りく」くんにした。「最初は、ケージの隅っこでうずくまっていました」。先住猫のそらちゃんは、ケージの周りをうろうろして、時々「シャー!」と言っていた。

あかねさんは、2匹が仲良くなれるか心配した。数時間が経ってからケージの扉を開けると、お互い匂いを嗅ぎ合っていて、威嚇することもなくなった。「翌朝、そらがりくをぺろぺろ舐めて、グルーミングしている姿を見た時は、本当に嬉しくて感動しました」

母と子のような2匹

そらちゃんは、いまでもまるで母猫のようにりくくんの世話をしている。りくくんは、そらちゃんをお母さんだと思っているのか、ミルクの出ない乳を吸っている。あかねさんは、そんな2匹を見ているだけで幸せな気持ちになるという。りくくんは、家じゅうをドタバタ走り回り、ソファや椅子で爪とぎをしたり、柱や観葉植物に登ってみたり、いたずらばかりしているという。

2匹ともまったく人見知りをせず、アメリカの高校生が一週間ほどホームステイした時も、見事なおもてなしをして、「So cute!」と言われた。「誰が来てもすぐに寄っていくのですが、特にりくは、誰の膝の上にでも自ら乗っていき、うっとりしています」。昔は、それほど動物が好きでなかったあかねさん。そらちゃんとりくくんを迎え、もう猫のいない生活は考えられない、もっと早く迎えればよかったと思っている。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)