千葉県に住むん本間さんは、愛犬を亡くし、看取りが辛かったので二度とペットを飼うことはないと思っていた。気分転換に足を運んだ公園でたくさんの野良猫に出会い、えさを与えるようになり、やがて親子猫に出会って子猫を保護した。

野良猫一家との出会い

千葉県に住む本間さんは、長年飼っていたシーズー犬を亡くして落ち込んでいた。看取りが辛いので、「もう犬を飼うのはやめよう」と思っていた。

友人が「気晴らしに行ってみたら、いい公園がある」と教えてくれたので、散歩に行くとたくさんの野良猫がいた。猫にあまり興味はなかったが、あまりにもたくさんの野良猫がいて驚いたという。猫たちは、いつも誰かにごはんをもらっているので、初めて会う本間さんにも近寄ってきた。

気になって毎日ごはんをあげにいくと、親子連れの猫に出会った。子猫たちは、とても可愛らしかった。

2012年11月、「だんだん寒くなるけど、この子たちはどうするのだろう」と心配になり、見過ごせなくなった。12月28日、本間さんは、子猫たちがキャットフードを食べている時、背後から近づいて抱っこして保護した。えさを食べるのに夢中になっていたので、素手で捕まえられた。10月10日くらいに産まれたので、生後2月半くらいになっていた。

ダッシュボードに入ってしまった子猫

ダンボール箱もケージも持って行かなかったので、子猫たちをそのまま車に乗せた。

「車に乗せると、龍星という男の子の子猫がダッシュボードの中に入り込んでしまい、どうしても出てこなかったんです。夫は、『腹を空かせたら出てくるよ』と言ったのですが、翌朝になっても出てきませんでした」

沙浬(さり)ちゃんという女の子の子猫は、ケージに入れた。

龍星くんを出してもらおうと車屋にも行ったが、「お腹がすいたら出てくるんじゃないですか」と言われた。帰宅すると、脚だけ見えたので、引っ張り出したという。

子猫を保護したのをきっかけに猫ボラに

沙浬ちゃんはすぐになれて、名前を呼ぶと肩に乗ってきた。とにかく人懐っこくてテレビを見ているとひざの上に乗ってくるし、本間さんの顔をじっと見つめる。龍星くんは、猫は大丈夫だが、人に対する警戒心が強く、抱っこもできない。客が来ると隠れてしまう。

兄妹は仲が良くて、いつも一緒に寝ている。後に、母猫と父猫も保護されたと聞いたという。

本間さんは、龍星くんと沙浬ちゃんを保護したのをきっかけに、すっかり猫好きになり、公園で野良猫の保護活動をするようになった。譲渡することもあるが、自身も12匹の保護猫を飼っている。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)