もふもふな毛並みとつぶらな瞳がかわいい豆柴くん…ってあれ?同じ顔がゲージの中に…??

 そんな写真をTwitterに投稿したのは、色鉛筆と鉄筆だけで、驚くほどリアル…というか本物にしか見えない動物たちの絵で話題の現役大学生、音海はる(@huwahuwa1_25)こと工藤陽輝さん。その作品はこれまで度々話題になり、ネットニュースなどでも紹介されてきましたが、そんな彼がこのステイ週間に満を持して挑んだのが愛犬の「オレオ先生」(オス、3カ月)の“肖像画”でした。

―いったい、どれぐらいの時間がかかったのですか?

「制作時間は10時間ですね。10色程の色鉛筆と、2種類の鉄筆を使いました」

―黒い毛色でもそんなに使うんですね!オレオ先生を描くのは初めてですか?

「我が家に来てまだ約1か月弱ですが、描いたのは今回が初めてでした。家族全員愛してやまない愛犬をとにかく絵にしたいという想いで…。これからもどんどん愛情込めて描いていくつもりです!」

―オレオ先生は見せたとき、どんな様子でした?

「見せたときは、興味ありげに近づいてきました!でも何となく、『まだまだだね〜』とおっしゃられているように見えましたね〜(笑)」

 なんだそうです。ツイートの絵には「生きてる!」「どっちがどっちか見分けがつかない!」というコメントも寄せられましたが、さすが先生、厳しい!(笑)

 色鉛筆画は友人の絵を見て3年前に始めたという工藤さんには「必ず目から描き始める」という信念も。実は右目は生まれつき見えず「絵を描いてるときも、集中して見てているせいか、描き終えてから周りを見ると疲れでぼやけて見えたりするかもしれません」と明かします。とはいえ「自分は両目で見た事がないので、正常な方々がどのように見えてるのかわかりませんが…遠近感の取りにくさや疲れやすさなどは乗り越えてきたと言うより、両目で見たことがない自分にとってはこれが普通だったので、特に大変と思うことはありませんでした」といい、「ただ右目だけ違う方向を向いているので、昔知り合いに色々言われたことはありましたが、それも別に仕方ないことなんだと思ってましたね。とにかくマイナスな考え方だけはしないようにしてます!」と話します。

 工藤さんの作品は犬やネコ科を始め、動物が多いですが、「動物のもふもふな質感を出すのが楽しいし、見てくださる方に『見ていて気持ちいい』『癒される』そういった感想を貰うのがとても嬉しいからです」といいます。ちなみに、なぜオレオ「先生」なのか…ですが…「賢くて頭いいのでいつの間にか気づいたら先生がついてました(笑)実際に呼ぶ時はオレオくんとか、ちゃんとかが多いんですけどね」とも。

 確かに、この色鉛筆のオレオ先生も、瞳といい顔つきといい、めっちゃ賢そう…!絵はただ姿を写し取るだけではないんですね。

(まいどなニュース・広畑 千春)