瀬戸内海沿岸の岡山県玉野市と倉敷市にまたがる景勝地・王子が岳の奇岩「ニコニコ岩」を紹介する専門サイトが立ち上がった。岩は表面が笑っているように見える愛嬌(あいきょう)たっぷりの“顔立ち”で、近年は漫画や新聞に相次いで取り上げられる人気ぶり。サイトでは、キャラクター化したニコニコ岩のイラストを楽しめるほか、関連グッズを購入することもできる。

 「ニコニコ岩.jp」と名付けられたサイトを開設したのは、玉野市出身で映像制作プロデューサーの岡本英之さん(41)=東京都。2年前から、スポーツクライミングの一つで岩を登るボルダリングの「聖地」と称される王子が岳などで、クライミングや音楽のイベント「瀬戸内JAM」を展開している。王子が岳に足を運ぶ人をもっと増やしたいとの思いから準備を進めていた。

 「晴れの国」を思わせるさんさんと輝く太陽、穏やかな瀬戸内海を背景にニコニコ岩が鎮座する、ほのぼのとしたイラストを掲載。瀬戸内JAMを一緒に企画するデザイナー川上宏明さん(36)=岡山市=が描いた。王子が岳を訪れた観光客向けの土産として、玉野市内のカフェが商品化したニコニコ岩のサブレなどの販売コーナーやフォトギャラリーを設け、岩と周辺の魅力を多角的に紹介。王子が岳へのアクセス方法も示している。

 王子が岳は最近では、東京五輪の正式種目「スポーツクライミング」のボルダリングを題材とした小学館の漫画「壁ドン!」で紹介され、全国的に注目を集めた。コミック第3巻では、主人公がニコニコ岩に登るシーンが描かれている。

 岡本さんは「東京に出てあらためて瀬戸内の素晴らしさが分かった。今後、動画をアップしたり外国語対応にしたりして、世界に向けて魅力を発信したい」と話す。サイトはこちら。

(まいどなニュース/山陽新聞)