Twitterに投稿されたとある写真。地面に置かれた赤いモノをよく見ると…むむっ、タコさんウインナー!?  と思いきや実はこれ、ざくろの花の一部なんです。東京都調布市にある「武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)記念館」の公式Twitterアカウント(@saneatukinenkan)が投稿した、どう見てもタコさんウインナーな写真のツイートが話題になっています。

ツイートでは、「ざくろの花の、花びらが散ったあとの子房(しぼう)部分です」と、ざくろの木の写真とともに解説。記念館を訪れた子どもたちが並べていったものだそうで、「可愛い」「ほのぼのして癒やされる」という感想が多数寄せられました。さらに、「ざくろの花は見たことあるけど、散った後にこんな風になるとは知らなかった」という声も。このツイートを投稿した同館広報さんに話を聞きました。

──このタコさんウインナー…ではなく、ざくろの子房はどこで見つけたんですか?

記念館から隣接の「実篤公園」へと向かうトンネルの入口付近です。おそらく、公園からトンネルを通って記念館にやってきた子どもさんが見つけて、並べていったんだろうなと思います。そしてまた別の子どもさんが来て、同じように並べていって…としてくれているうちに、こんな可愛い風景になっていました。

──ざくろの花にこんな部分があるとは知りませんでした。記念館の皆さんはご存知でしたか?

子房が落ちていること自体はよくある光景なので、もちろん知っていました。ただ、通常は横に倒れてぱらぱらと落ちているもの。こうして立てて並べてあるのを見るのは初めてでした。

──Twitterでは7万いいねを超える大反響ですね。

子どもたちが並べていったこの光景があまりにも可愛くて、そのまま片付けてしまうのももったいないと思い写真を載せただけなんですが…ものすごい勢いでリツイートされて、正直びっくりしています。海外でも拡散されているようで、韓国語や英語、タイ語、スペイン語などでシェアされているのを確認しています。

──すごい…! でも、海外の方はタコさんウインナーと聞いてピンとくるのでしょうか?

外国語のツイートを読んでみると「タコさんウインナーというのは日本のお弁当に入っているもので…」と解説が添えられているものもありました。タコさんウインナーを知らない方が多いと思いますが、単純に「これは何?」と見た目の面白さで話題になっているようです。写真の力ってすごいんだなと改めて感じました。

話題になった投稿から2日後、同館は「小さな芸術家たちが作り出した微笑ましい風景に、思いがけない大きな反響をいただきました。丸一日脚光を浴びて草臥れたタコさんたちは昨夕ステージを降りました。やがて土に帰っていきます。実篤記念館のざくろの花は今が盛り。毎日新しいタコさんウインナーもどきが落ちて来ます」と続報をツイート。

──「ステージを降りた」というタコさんウインナーたちはこの後どうなったのでしょうか?

ざくろの子房はしばらく置いていると痛んできて、1日も経つと色褪せてしまうんです。可愛いのでしばらくは置いていましたが、撮影した翌日の閉館後には片付けました。

かくして、短い間で姿を消してしまった「タコさんざくろ」。同館のざくろの花は今週いっぱいが開花のピークだそうで、あと少しだけお目にかかるチャンスはありそうです。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・万代 佳世子)