シェルターで保護されていた妊娠した猫が5匹の子猫を出産した。うち、1匹のメスの白猫は1歳になるまで里親が決まらず、SNSなどで里親を募集していた。ピンクの首輪をつけて可愛い猫。埼玉県に住む渡辺さんは、先住猫の相棒になってくれたらと思い、その猫を迎えることにした。

先住猫の相棒に

猫の保護団体ねこけんには、妊娠したパステル三毛の猫を保護していた。2018年5月1日、三毛猫は元気な5匹の子猫を出産した。子猫たちは、順に里親が決まり幸せになった。最後に残ったシュガーちゃんは、インスタグラムでも里親を募集した。

そのころ渡辺さんは、インスタでシュガーちゃんの写真を見て、「この子を迎えよう」と思った。当時、3匹の保護猫を飼っていた。譲渡会で出会ったリリィちゃん、渡辺さんがボランティアをしている保護団体にやってきたペッパーくん、譲渡サイトで見つけたソルトくん。

ソルトくんは、渡辺家に来た時リリィちゃんに激しく威嚇されたので、リリィちゃんのことを怖がっていた。リリィちゃんが受け入れても、どうしても怖いようだった。リリィちゃんは、ソルトくんをいじめるわけではなかったが、ペッパーくんのことを可愛がった。ソルトくんにも相棒が必要だと思ったん渡辺さんは、シュガーちゃんに会ってみることにした。

ピンクの首輪をつけた可愛い白猫

渡辺さんは、シュガーちゃんに会うためにねこけんの譲渡会に出向いた。「もう1歳くらいになっていたのですが、ピンク色の首輪でおめかししたシュガーは、本当に小さくて、真っ白な被毛。まだ幼猫のように見えました」。最初に飼ったリリィちゃんがわりと大きな猫だったので、渡辺さんは、「女の子ってこんなに小さいの?」と改めて思ったという。

2019年5月17日、ボランティアがシュガーちゃんを連れてきた。シュガーちゃんは、ケージの隅っこで、小さい身体をますます小さくして不安そうな目で周りの様子を伺っていた。1週間くらいケージの中で過ごし、ケージの周りにはカバーをかけて落ち着けるようにした。リリィちゃんは相変わらず新入り猫に厳しく、シャーっと威嚇した。男の子のペッパーくんとソルトくんは、興味津々でケージの周りをウロウロしていたという。

身体は小さいが、食欲旺盛

シュガーちゃんは、なでられるのは大好きだが、「急に触ったり、急に動いたりしないで」とわがままを言う、まさに「The 女の子」。警戒心はまだまだあるが、まるで「ママが水道の音を止めたらなでてくれる」とか「ママがソファに座ったら、私の安心タイム」と決めているようで、必ず横にやって来る。いつもソルトくんやペッパーくんにからかわれたり、追いかけられたりしているので、ママの横にいればオス猫から守ってくれると思っているようだ。

本当は先住猫のソルトくんのガールフレンドになればと思っていたが、ソルトくんには、シュガーちゃんが特別に可愛がられていると見えるようで、ヤキモチをやいて意地悪をする。ソルトくんの相棒にと思って迎えたシュガーちゃんだが、なかなか思うように仲良くなってくれず、渡辺さんは頭を悩ませている。

小さなシュガーちゃんだが、誰よりも食欲旺盛。特にウェットフードがお気に入りで、ペッパーくんがウェットフードを残すと、さっさと横取りして平らげてしまう。普段は距離を置いているソルトくんの分も食べようとするので、目が離せない。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)