2020年は、コロナ禍で行きたいところにも行けず、悶々とする日々を送りました。そのためか、美しい瞬間を狙った“奇跡の一枚”となる絶景の写真がSNSで話題になりました。街なかはもとより、帰省できないふるさとの風景に思いを馳せた人も多数。たくさんの人に絶賛された風景を振り返ります。


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■とてつもない近未来感 まるで第三新東京市みたい

Twitterに投稿された梅田の夕焼け写真が5月に話題となりました。あまりの美しさと近未来感に、まるでアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の舞台「第三新東京市」のように見えるとの声も。撮影したのは関西在住の学生・Iori Takano(@_iori_xx21)さん。大阪駅前第3ビル(大阪市北区)の展望台から写したものだといいます。「夕焼けを狙って当日の天気を事前に調べていたのですが、あいにく分厚い雲に見舞われて…。チャンスをうかがっていると次第に太陽が顔を出し、雲の切れ間からきれいな光も差し込んできたんです。思いもよらない幻想的な光景に感動しました」

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■「本気出しすぎた富山の空」が美しすぎると話題に

「本気出しすぎた富山の空」と言うコメントとともに投稿された1枚の写真が5月話題になりました。富山の市街地を写した写真かと思いきや、町のはるか上にそびえ立つ雄大な雪山と、さらにその真横を通る飛行機が画面いっぱいに飛び込んできます。こちらの写真を投稿したのはイナガキヤスト(@inagakiyasuto)さん。もともとカメラ好きだったそうですが、息子さんが生まれたのを機に本格的に取り組み始め、1年ほど前から富山の美しい景色も撮るようになったとのこと。「富山の本気」と題してさまざまな風景写真をツイートされています。

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■斜面を埋め尽くすあまたの光…山に立つ巨大マンション群が圧倒的

山の斜面を埋め尽くすあまたの光…傾斜地に立つ巨大マンション群の夜景を撮影した写真が10月話題となりました。このスケール感、迫力たるや…日本のものとは思えません。写真家の小林哲朗(@kobateck)さんが兵庫県宝塚市で撮影したもの。小林さんは工場や廃墟など、身近な異世界をテーマに撮影を続けられています。今回のような住宅地を撮影する理由について「密集している様子が、生き物のように生々しい感じがして面白いからです」と説明していました。

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■「黄金都市見つけた!!」ライトアップの正体は…

「我々探検隊は、宮島の奥地にインカ帝国の黄金都市を見付けた!!」…そんなユーモアあふれるコメントとともに投稿された写真が11月話題となりました。実はこちら、世界遺産・厳島神社(広島_d県廿日市市)の大鳥居。老朽化により修繕工事が行われていますが、工事中も神社周辺のライトアップが継続して行われています。黄金色に輝く巨大な四角形の正体は、大鳥居に組まれた工事用足場とネットでした。投稿したのは「コレを撮りたいがためにココに来た!!」ともつぶやいていた大阪在住のひでむら(@hidemura_2009)さん。撮影時の印象を聞くと、「想像以上に神々しくて綺麗だな…と思うと同時に、どうやったらスマホで綺麗に撮れるか悩みました」とのことでした。

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■180度パノラマ絶景「水平線が見渡せる駅」が話題 

神戸の垂水には180度の水平線が見渡せる駅があるそうです。兵庫県の瀬戸内海側を走る私鉄、山陽電気鉄道の「滝の茶屋」駅です。神戸市垂水区出身のイラストレーターこもりあやみさん(@ayami_setron)が、駅名標と、バックに海と空が広がる写真を8月に投稿、話題となりました。こちらの駅は見晴らしのよさから、ロケ地としても人気なのだそうです。

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■梅雨時のスカイツリーが最高にかっこいい!

「梅雨時のスカイツリーが最高にかっこいいからぜひ見てほしい」とのコメントとともに投稿された写真が6月に話題となりました。雲にかすみながら輝くタワーは、宇宙から巨大な怪しいエネルギーに打たれているようで、私たちの知っているスカイツリーとは違った様相。タワーの光を反射させる地面の水たまりも何かダークサイドな感じで、まさにハードボイルドなSF映画の中に迷い込んだようです。撮影したのは、Junya(@jungraphy__)さん。2017年より写真家として活動しており、都市の夜景を中心に撮影しているといいます。

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■東京スカイツリーと東京タワーが完全に重なって…

「スカイツリーと東京タワーが完全に重なる場所で 東京スカイタワーとなりました」…そんなコメントと共に、東京スカイツリー(墨田区)と東京タワー(港区)とがまるで1本のタワーのようにも見える驚きの写真が12月、Twitterに投稿され話題になりました。撮影したのは“週末フォトグラファー”として活動するYoshiyuki Harada(@yohar1114)さん。「重なって見える場所を見つけるのが一番大変でした。実際の撮影では、大気の揺らぎで鮮明に写らなかったり、夜間の撮影なのでブレたりと苦労しました。まだ見たことのない写真を収められたときは手が震えました」