長屋で老夫婦が猫にえさを与えていた。不妊手術をしなかったので、猫はどんどん増えていった。やがて老夫婦が引っ越し、後には猫だけが取り残された。近くに住むのりぴーさんは、そこで繁殖した子猫を発見した。

500mlのペットボトルくらいの大きさの子猫

2016年7月29日の夕方、大阪府に住むのりぴーさんは近隣から子猫の鳴き声が聞こえてくるのを耳にした。外に出て路地をのぞいてみたが見当たらず、家の裏まで回ると壁側に1匹の子猫がいた。のりぴーさんは猫を1匹飼っていたが、見捨てるわけにはいかないと思った。

子猫はこれまで見たことがないくらい小さくて、500mlのペットボトルくらいの大きさだった。

「自分で保護したことがなくて、どう保護したらいいのか、触ってもいいのか、抱っこしてもいいのか分かりませんでした。先住猫がいたので、素手で触って家の中に入れないほうがいいと聞いた記憶もありましたし」

周囲には母猫も見当たらず、のりぴーさんのほうに子猫が歩いてきたので、そのまま抱き上げ保護した。人を怖がることはなかった。

老夫婦にえさをもらって猫が繁殖

のりぴーさんの家の裏側は長屋で、たくさんの猫が住み着いていた。全部で15匹前後いた。長屋に住む老夫婦がごはんをあげていたが、不妊手術をしなかったので子猫が繁殖。やがて老夫婦が引っ越すと猫だけが長屋に残り、さらに繁殖した。子猫は、そこで産まれた猫のようだった。

すぐに動物病院に連れて行ったが、猫風邪もひいておらず元気だった。疲れた様子もなく、駆虫をして隔離した。

家の裏側で見つけたので、名前はうらちゃんにした。

年下の猫の面倒をよくみる母猫のような猫

めちゃくちゃやんちゃというわけでもなく、洗濯物を畳んでいたら邪魔するくらい。壁で爪とぎもしないし、困ることは何もなかった。

うらちゃんはすくすく育ち、のりぴーさんが後に保護した猫のグルーミングをしたり、一緒に寝たりした。乳飲み子がいたら排泄を促すために舐めてあげ、お母さん代わりになっている。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)