「三角関係」「本っっっ当にペンギンに興味がない」−。京都水族館(京都市下京区)に暮らすケープペンギン59羽の関係性を1枚の図に表した「京都ペンギン相関図」が今年も更新されました。多くの雄と浮名を流した雌が特定の雄と落ち着いたり、浮気現場に乗り込んだ雄が返り討ちに遭ったり…。今年もいろいろと愛憎ドラマがありました。

 京都ペンギン相関図は、2019年から毎年更新されており3年目です。1羽ずつの関係性を飼育員から聞き取り、水族館が1枚の図に表現しています。

 なお、ペンギンにはそれぞれ京都の通りにちなんだ名前が付けられており、飼育員はペンギンの顔や姿、おなかの模様からそれぞれを見分けられるといいます。

 昨年の相関図からはどう変わったのでしょうか。昨年、複数の雄と仲が良かった雌「てら」。飼育員からは「魔性のようだ」と言われていたそうですが、その後「てら」は「じょうふく」という雄とカップルになりました。

 そして、新たに数羽の雄と一緒にいるところを見られたのが「ろくじょう」という雌。「ろくじょう」は雄の「りょう」とカップルですが、ほかの雄にも気がありそうな雰囲気。今年の相関図では「新・魔性」と書かれることになりました。

 新・魔性の「ろくじょう」は「さめ」という雄と“密会”していたそう。そこに伴侶の「りょう」が乗り込みましたが、「りょう」は「さめ」に返り討ちにされたとか。なんだかかわいそうです。

 ちなみに、「ろくじょう」と仲のいい雄の中には昨年の相関図で魔性とされた「てら」の相手「じょうふく」も含まれているといいます。うーん、なんとも複雑です。

 こうした「ペンギン関係」だけに限らず、個々のペンギンの性格も描かれています。

 「しんまち」という雄は、ペンギンに興味があまりなく、ほかのペンギンと仲良くする姿は見られないとか。人間が好きなようで、入館者が通る通路際のガラスの前にいつも陣取っているそうです。今年の相関図では「本っっっ当にペンギンに興味がない」と書かれています。

 また、2021年版の相関図には飼育員も多く顔を出しています。飼育員同士の関係について「同期でありライバル」「まちがえて『お母さん』と呼ぶ」などという記述もあります。

 京都ペンギン相関図2021は、京都水族館ではペンギンエリアの1階で縦約2メートル、横約3メートルの巨大パネルとして展示されているほか、同館のホームページでも公開しています。京都水族館の広報は「自宅で相関図を見ておうち時間を過ごしてほしい」と話しています。

(まいどなニュース/京都新聞・浅井 佳穂)