新型コロナウイルス感染症が日本でも拡大し始めて、1年が過ぎました。外出自粛要請に臨時休校、行事の縮小、緊急事態宣言…。そして一旦は沈静化したかに見えたと思った途端、やってきた第2波、第3波…。終わりの見えない中、苦境に陥る飲食店やお店も少なくありません。

 そんな中、今月19日にツイッターに投稿されたのは、婚約指輪と2人の結婚指輪の三つの指輪と「婚姻届」の写真。そこには「コロナ禍で売上が落ちた推しのうどん屋を救済する為に通っていたら、店主に気に入られて姪を紹介されて、なんやかんやあって結婚しました」…ですって!? この劇的な展開に、

 「うどん屋だけど、ずっとソバで見守っていたんですね」

 「ドラマみたい」「あやかりたいです!」

 「コロナ禍の中、心が温まりました」

 「うどんのように太く長くお幸せに」

 などと祝福のコメントが続々と寄せられ、いいねの数は23.6万を超えています。

 ツイートの主で、スポーツ観戦が趣味というククルクルル(@kurukukukururu)さんに聞きました。

−おめでとうございます!すごい展開ですね。

「ありがとうございます。そのお店は夫婦お二人で切り盛りされている小さなお店なんですが、そのお店のうどんと『あさりバター』が美味しくてコロナ前から通っていました。でもコロナ禍で、他のお店と同様、売り上げが落ちたと聞き、仲間も誘って通っていたんです。そうしたら、店主からSMSで姪御さんを紹介されて…」

−本当に「運命の出会い」が。

「そうですね。コロナ禍だったので、最初の1カ月は直接会うこともなくて、LINEのみのやりとりを続けていました。でも、実際に会ってみると、初対面から意気投合して…そのままとんとん拍子でお付き合い頂き、婚約し、結婚に至りました」

−大きな反響がありました。

「元々フォロワーが200人程度のアカウントでしたので、身内に報告する感覚で気軽にツイートしたつもりだったのですが、たくさんのいいねを頂き、驚愕しています。幸せな家庭を築きます!」

 と話してくれました。

 折しも、ククルクルルさんが婚姻届を出した前日の2月18日は、二十四節気の「雨水(うすい)」でした。雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶けだすころ−という意味です。厳しい寒気に襲われた今冬。まだまだ寒い日も、深い雪が積もった地域もありますが、春の足音はすぐそこまで聞こえてきています。

 コロナ禍という「厳しすぎる冬」の中で育まれた、新しい家族の繋がり。「春」も決して遠くはないのだと信じたいですね。

(まいどなニュース・広畑 千春)