日本屈指の高級な街、兵庫・芦屋と東京・六本木に店を構えるデリカテッセン「グランドフードホール」、通称「グラホ」。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響もあり、店頭で取り扱う高級冷凍食品がテレビや雑誌で紹介されるなど、今、話題の同店が1月末、公式通販サイトをオープンした。気になっていたけど足を運べなかった人も、気軽に「お店」をのぞけるようになった。

「これ冷凍かい?」「うわぁ、うまい」。昨年末、バラエティー番組で冷凍食品「フォアグラ入りビーフハンバーグ マデラソースを添えて」を食べたKinKi Kidsの堂本光一さんが目を丸くした。ナイフを入れると、じゅわーっと肉汁があふれ出し、中からフォアグラの固まりがゴロっと出てくる。他のゲストも、そのおいしさに思わず体がのけぞってしまった。

この冷凍食品は「Z’s MENU」というブランドで、グラホと冷凍食品メーカーのSL Creationsが共同企画している。特徴は厳格な自主基準をクリアしたこだわりの品質。遺伝子組み換え原料や、うまみ調味料などの化学合成添加物を使わず、原料の肉も、抗生物質やホルモン剤を使用せずに育てられた牛や豚を選ぶなど徹底している。もちろん、手ごねや手包みなど、製法にもこだわる。

さて、フォアグラハンバーグの気になるお値段は、1人前140グラムで税込み3000円。予想通りの高さに、富裕層しか買わないだろうと思いきや、これがけっこう中間層にも売れているのだそうだ。コロナ禍で外食しにくくなったことで、レストランに行く感覚で購入する客が出てきたといい、昨年5月の売り上げは前月の2倍に増えたという。

ラインナップはほかにもあり、例えば、自分でイチから作るのは面倒な「ロールキャベツ」は2人前で2400円、「吉野本葛竜田揚げ」は5個入り1500円など、比較的手ごろな商品もある。電子レンジで数分温めるだけで、トロトロ、サクサクの作りたてが再現できる点は、一般的な冷凍食品と同じだ。

一方、冷蔵庫か流水で解凍する商品もある。「リブロースステーキ オニオンソースを添えて」(180グラム2900円)は、しっとりと柔らかく焼き上げた食感を損なわないよう、電子レンジは使わない。「奮発して高い肉を買っても、おいしく焼く自信がない…」。そんなニーズにマッチする人気商品だという。

グラホでは冷凍食品のほかにも、調味料やパウチ入りの総菜など、品質、安全性、おいしさにこだわって買い付けた食品約500種類を取り扱う。芦屋店では休日になると、名古屋から訪れ100点約10万円分をまとめ買いする客もいるそうだ。通販では約300商品を用意する。

新型コロナの感染予防にまだまだ気が抜けない毎日。グラホの通販を使って、家で過ごすひとときを、ちょっとリッチに楽しんでみるのも良いのでは。

■グランドフードホール公式通販サイト
https://www.grand-food-hall.com/store/

(まいどなニュース/神戸新聞・中務 庸子)