ララちゃん(8カ月・メス)は、野良猫が産んだ子猫だった。猫ボランティアをしていた夫婦が生後2、3週間の時に保護した。一方、大阪府に住む山本さんは、幼い頃からずっと猫を飼いたいと思っていたが、ララちゃんを飼わないかという話が舞い込んだ。まるで運命のようだった。

野良猫が出産

兵庫県神戸市は、「人と猫との共生推進協議会」を運営している。地域猫活動をしているボランティアとの協力や支援も行っているが、ある夫婦は協議会のサポートを受け、野良猫の避妊去勢手術を進める活動をしていた。

夫婦は、お腹が大きくなっている母猫を発見して追跡していた。母猫が鳴いていたので、近づいてみると、少し離れたとこに子猫たちがいた。8月のお盆前に4匹の子猫が産まれたようで、生後2、3週間になっていた。その後、子猫たちは近所の人に預けられ、すくすく育ったという。

保護主の夫婦は、「子猫たちに元気に育って欲しい、幸せになって欲しい」と願っていたが、捕獲から2カ月後、4匹は別々の里親に迎えられた。そのうちの1匹がララちゃんだった。

運命の猫

大阪府に住む山本さんは大の猫好きで、幼い頃から猫と暮らすのが夢だった。迎えるなら保護猫にしようと決めていた。

山本さんの兄の知人はララちゃんたちを保護した保護主の夫婦と繋がりがあり、兄を通じて、「子猫を引き取ってくれないか」と声がかかった。ずっと夢だった猫との暮らし。山本さんは「運命だ!」と思った。2020年9月に保護主と連絡先を交換し、いつ迎えに行くか相談をした。

「すぐにでも引き取りたかったのですが、子猫たちはまだ離乳食を食べていて、日中は私が仕事で留守にするため世話ができないということもあり、キャットフードが食べられて、留守番ができる時期になるまで育ててもらうことにしました」

家に迎える日が10月18日に決まったが、その日まで山本さんは毎日ワクワクしていたという。

ララちゃんを迎えて、毎日が幸せ

ララちゃんは、初めて家に来た時は少し不安そうで戸惑っている様子だったが、順応性豊かで、すぐに慣れてリラックスした。

名前は、山本さんが月や星が好きなので、サンリオのキャラクター「リトルツインスターズ」にちなんで付けたという。

ララちゃんは、典型的なツンデレ猫。さっきまで素っ気なかったのに甘えてきたり、甘えてきたと思ったら、何もなかったかのようにどこかに行ったりする。強気なのに怖がりなところもある。

山本さんの甥が遊びにきた時は、怖がって耳がなくなるくらいイカ耳になって尻尾を太くして威嚇した。これには山本さんも驚いたという。

「ララが家に来てくれて、毎日が幸せです。毎日早くに家に帰りたいです!叶うなら仕事を辞めてずっと一緒に居たいくらい可愛いです(笑)」

家族も笑顔が増え、保護主の夫婦や預かりボランティアなど、ララちゃんに出逢わせてくれた人に感謝してもしきれないと山本さんは言う。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)