映画館でドリンクやポテトをのせたトレイを、ひじ掛けのドリンクホルダーに差し込もうとしたハムスターの「ちこまる」(@chi_ko_ma_ru_)の漫画が話題です。

 ひとりで映画館にやってきた「ちこまる」。両隣に犬が座る席にトレイを持って腰かけます。右を見ると、すでにドリンクホルダーにドリンクが置かれています。それじゃ、左に…と左を見た瞬間。左の犬が飲んでいたドリンクを、ドリンクホルダーに置いてしまいました。

 トレイを置く場所がない「ちこまる」のなんとも言えない表情に、「ちこまるちゃん〜 最後自分のお膝にそっと乗せてるの切ない(இωஇ  )ブワッ」「か、可哀想(´°д°`)」「わかるわぁ」「ずっと持って映画見なあかんの可哀想や、、、おてて疲れるやん」と同情するみなさん。ツイートは13.1万いいねがついています。

 なかには、
「これもわかる。そして一回間違えて隣のポップコーンを食べたことあります。」
「大丈夫です、私の友達なんて隣の人のジュース飲んでました」
「この時期だとヤバいけど 俺だったらポップコーンの1個ぐらいはつまみ食いするネ(´ฅ•ω•ฅ`)♡」
「大丈夫。映画開始5分で隣見たら、隣の人に、一口も飲んでないドリンク全飲みされたから…」
という驚きの体験談を披露する人もあらわれています。

 どちらのひじ掛けが自分のものなのか? 「この間これで左右が同時に譲ってくれた」というほんわかする体験はそうそうありません。どちらを使うか指定している映画館もあるようですが、利き手によっても使いたい側が変わりますし、早い者勝ち説が有力のよう。

 床の薄い家にひとりで住む「ちこまる」は、今回の映画館の出来事のように、運が悪くてちょっぴり可哀想な出来事に遭遇しがちなんだそう。「ちこまる」について聞きました。

──なぜこの漫画を描こうと?

 買った食べ物を置けなくて落ち込むちこまるを想像して可愛いなと思ったからです。また、このご時世で昨年は映画館に行く人が減ってしまったと思うのですが、人が戻ってきているので見てくれている人にもちこまるの気持ちが伝わるかなと思いました。

──実話なのですか?

 ちこまるの作者はスズキハルカで、クリエイティブチームの新海・澤田・スズキの3人で「日々の些細な辛かったこと」を出し合って、その中からちこまるだったらこういうことがありそうだよねというものを選んで漫画にしています。

 今回の映画館の案は新海が出したものなのですが、実際には「新幹線で両サイドの肘置きを取られていたことがあった」というものを派生させたお話になっています。新幹線では、肘置きを諦めましたとのことです。

──新幹線のひじ掛けも悩ましい問題です! 隣の人のポップコーンをを食べちゃったというリプもありました。

 そんなことあるんだ!と関心を抱いてしまうのですが、ちこまるが隣の人にポップコーンを食べられたら、すごいびっくりした顔をした後に少し悲しそうな顔をしてプルプル震えそうだなと思います。

■ちこまる作者スズキハルカさんプロフィール
 1989年静岡生まれ。東京工芸大学卒。株式会社 Pie in the sky所属。
 NHKみんなのうたをはじめCM、MV、アニメのキャラクターデザイン、作画を数多く手がけ、その傍ら個展開催、グループ展参加を精力的に行う。
 過去にNHKみんなのうたにて「虫のつぶやき」を監督として制作。「お米かくれんぼ」「ひげヒゲげひポンポン」にも作画で参加。
 「Bラッパーズストリート」にてキャラクターデザインを担当。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)