黒柴の子犬さんが廊下の向こうの部屋で、ボール遊びをしているところからスタートする動画がツイッターで話題になりました。

「最高にかわいい柴犬子犬の10秒動画、見てくれませんか?
一人でボール遊びしてたのに、わたしを見つけると一目散に駆け寄ってくるんです。かわいい。大好き。」

 動画には、飼い主さんに気がついた子犬が、遊んでいたボールを“ぽとっ”と落として、ぴょこぴょこと嬉しそうに駆け寄ってくる姿がおさめられています。リプ欄には「もおお可愛すぎます」「リピートで何回でも見れちゃいますね」「これはたまらん」「ボールぽとっ…がいい。幸多かれ」「朝から癒されました」と。かわいいに共感するコメントがならび2.4万いいねがつきました。

 無邪気に走ってくる子犬は、2020年2月11日生まれのゆずちゃん。この動画は、飼い主さんの家に来てから1週間後の2020年4月16日に撮影されたものです。撮影したとき「とてもかわいいなあと思いました。まだ家に来てから1週間しか経っていないのに、すごく懐いてくれているようで嬉しかったです。このときは一人遊びを覚えてもらうために遠目からひっそりと見ていたのですが、すぐに気づかれてしまいました」と振り返る飼い主さんに聞きました。

──1年くらい前の動画ですが、なぜ公開しようと思われたのですか?

 ボール遊びに夢中だったのに、こっちに気づいて駆け寄ってくるまでの全ての動作がかわいくて、ぜひみんなにも見てほしいと公開しました。

──24.5万回再生されて、たくさんの人が見ました。ゆずちゃんはどんなコ?

 とても頭が良く、甘えんぼうな性格です。人間の言葉が分かっているかのように意思疎通できるので、トイレも1日で覚えましたし、家のモノを壊すといったこともないです。あとは、家のどこにいても名前を呼ぶと一目散に走ってきてくれます。ただ…ご飯のときだけは豹変して暴れだすので、それだけは直してほしいなと切実に願ってます。

──YouTubeを見せてもらうと、シャンプー後も豹変していますね(笑)。なぜゆずちゃんを迎えることに?

 実はゆずと出会う1年前に、17年間一緒に暮らしていた柴犬を老衰のため亡くしてしまったんです。当時はそれが本当につらくて、それ以降は愛犬との別れが嫌で新しい犬を飼う気にはなれませんでした。でも、なんとなく通りかかったペットショップで一匹の黒柴の子犬を見つけて、気がつくと一目惚れしていました。ただ、決してその場の雰囲気だけで飼うことを決めたわけではありません。一生、この子を幸せにすると覚悟をもって、飼うことを決意しました。

──出会えてよかったですね。今はどんなところがかわいいと思いますか?

 そうですね〜。全部かわいいです(笑)。元気いっぱいで走り回っているところを見ると私も自然と笑顔になれますし、いつ写真を撮ってもかわいいんですよね。

 一年前から外出自粛で家でリモートワークをするようになって、人と会う機会もかなり減ったので、すごくストレスが溜まりやすい環境になりました。でも、ゆずが家にいてくれることで、自然とストレス発散できているのかなと思います。ときどき、仕事中に膝の上に乗ってくることがあるので、仕事関係の人にも紹介していますよ。みんなもかわいいと褒めてくれるので、ゆずも積極的にweb会議に顔を出すようになりました。

──ツイッターは2月に始められたばかりなんですね。ゆずちゃんを紹介しようと思ったのかしら?

 それもありますが、本音を言うと犬を飼っている人向けの化粧品ブランドを立ち上げたいと思っていて、実際に犬を飼っている人の声を聞くために始めました。犬を飼っている人がどんなことに悩んでいるのか、どういった商品が欲しいのかを聞いて、実際に商品企画にも活かしたいと思っています。

──犬を飼っている人向けの化粧品ってどんなものですか?

 第一弾商品として、「犬がなめても大丈夫なハンドクリーム」を9月頃に発売予定です。その後は犬がなめても害がない日焼け止めやファンデーション、リップクリーム、スキンケアなど、人にもペットにも優しい商品ができ次第、順次発売していく予定です。詳しい情報は、Twitterで随時公開していくので、ぜひ黒柴ゆず(@yuzu_kuroshiba)をフォローしていただけたら嬉しいです。

──なぜ犬が舐めても大丈夫なコスメをつくることにしたのですか?

 一般的に発売されている化粧品のなかには、動物にとって害となる成分が含まれている可能性があります。また、香料や精油が入っているものも多く、よい香りがするため犬が舐めやすくなることもあります。

 なかでも子犬は、一歳頃までは噛み癖のある子も多く、人の手を舐める機会が多いです。実際にTwitterでも「犬がなめてしまうので、ハンドクリームや化粧品を使えなくなった」などの声が多く寄せられました。いろいろと市場にある商品を探したときに、ペットのことを本当に考えた化粧品というのは、あまり無いように感じました。

──なるほど。でも、なかなか作って販売までするのは難しそうです。

 私はこれまで化粧品メーカーで約6年間働いてきて、数多くの商品企画にも携わっています。そこでの経験を活かして、犬や猫などのペットがなめても安心な化粧品ブランドを作ろうと、3年前に自分で化粧品会社を立ち上げました。しっかりと準備をして、すごく素敵なブランドが出来上がったので、それを全国の犬好きさんに届けられるのが待ち遠しいです。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)