DNAテストに関するツイートが話題を集めています。DNAテストとは、遺伝子の検査で祖先の特徴やルーツを知ること。

ツイートをしたのは、フィンランドが好きで週末北欧部として北欧の魅力を漫画などで広める活動をおこなっているチカさん (@cicasca) 。

チカさんは、フィンランドの友人の紹介でDNAテストについて知り、親友へのプレゼントと併せて自身でも使ってみることにしました。

世界で関心が高まっているDNAテスト

近年の科学の発展、特に医学・生物学の発展にはめざましいものがあります。

「生命」というこれまで神秘と考えられてきたものが、DNAという化学物質に司られており、そのDNAの塩基配列こそが生命の設計図であることも明らかになっています。

DNAテストは、細胞にある染色体DNAやミトコンドリアDNAの情報を調べることで、その人のルーツや身体的特徴、どんな病気になりやすいかなどを知ることができます。

最近では、このDNAテストのサービスを一般の方に提供する企業も増えています。今回、チカさんが利用された「My Heritage」もその中の一つです。

My Heritageはイスラエルを拠点にする会社で、2016年からDNAテスト「My Heritage DNA」を開始。ヨーロッパやアメリカなど、世界中にサービスを展開しています。

My Heritage DNAでは、自社の世界的なデータベースからその人の民族的ルーツを探索し、また他のユーザーの遺伝情報と照合して、世界中の血縁者を調査することができます。

DNAテストは日本でも徐々に注目度が高まっているものの、まだ一般的にはそこまでメジャーではない印象があります。

では、フィンランドなど海外ではどうなのでしょうか?

チカさんにおうかがいしたところ、このような回答がありました。

「(海外では)DNAチェックを基にしたCMやテレビ番組もあり、実際にこのチェックを使っているのも欧米諸国の方が多いようです。フィンランド人の友人も、DNAキットをクリスマスプレゼントとして家族からもらったそうです。他の友人も、友達同士で買って、一緒にお酒を飲みながら結果を見るという楽しみ方をしていました」(チカさん)

やはり日本と比べて海外の方が、DNAテストについてカジュアルに考えている人が多いようです。

DNAテストで分かった自身の驚くべきルーツ!?

フィンランド人の知人の紹介でDNAテストを試してみたというチカさん。実際にテストをしてみようと思った理由は、今まで少ない情報しかなかった自身の祖先のルーツを、より詳しく知りたいと思ったからだそうです。

テストの方法は、口の中の頬の裏側を綿棒でこすり、専用のキットに入れてテキサスのラボに郵送するという非常にシンプルなもの。そして、いよいよテストの結果が到着。驚くべきことが分かりました。

チカさん自身、憧れているフィンランドにルーツがあったというのです。

「異様なくらいフィンランドの空気感がしっくり来ていたので、DNAテストの結果をみて『そうだったんだ!』と妙に納得してしまいました。また、結果では中央アジアにもルーツがあったのですが、詳しく調べたら遊牧を主とした民族だったそうで、『一箇所に留まれない性格にも関係するのかな』なんて想像したりしました。こじつけかもしれませんが、腑に落ちることが多くて面白かったです」(チカさん)

DNAテストの結果と、自分自身の趣向や行動面に共通点が多かったというチカさん。

一方で、チカさんのフィンランド人の友人は日本が大好きで、DNAテストで自分に日本のDNAが入っていることを期待していましたが、マッチング率は0%だったとか。

チカさんの漫画にも描かれていますが、それでご友人はチカさんに対して「口の中にフィンランド入れてたでしょ!?」と、悔し紛れにジョークを飛ばしてきたそうです(笑)。

遠い国の親戚から連絡が来ることも!

My Heritageのサービスでは、データベースから自身の血縁関係にある他のユーザーを調べることができます。

実際に、DNAテストをおこなったチカさんのご友人は、ブラジルに住む遠い親戚から連絡が来たそうです。

チカさんご本人も、ご自身と同い年生まれの親戚が世界中に3名見つかったそうです。

「まだ連絡は取ってはいないのですが、いつか連絡を取ってみるのも面白いな…と想像しています。データベースから親戚たちのDNA結果も見ることができるのですが、日本のDNA以外のパーセンテージが高い方もいたりして、『世界中にDNAが繋がっている人がいるんだ』と思うと、世界を近く感じました」(チカさん)

My Heritageはこのサービスを通じて、世界中の家族の再会を支援しており、実際に生き別れた家族や兄弟と再会できたという喜びの声も多数寄せられています。

  ◇  ◇

今回DNAテストについて紹介してくださった週末北欧部ことチカさんに、フィンランドに対する想いや現在の取り組み・目標について聞きました。

――フィンランドの魅力とはどのようなところ?

チカさん:フィンランドは人口も少なく自立した人が多くて、自分が好きなことを知っている人が多いなと思います。パーソナルスペースを保ちつつ、自然の中で思いっきり自分の好きなように過ごす人たちを見ると、私も自分らしく生きようという気持ちになります。

――フィンランドでお寿司屋さんをすることが目標だそうですね。

チカさん:将来はフィンランドで寿司職人をしながら、作家としても活動したいと思っています。現在は週末に寿司学校に通いながら、東京のお寿司屋さんで修業の真っ最中です。フィンランドでは、その土地ならではの食文化や生活を、たくさん吸収できるといいなと思っています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))