「いくらシャーシャー威嚇しても下顎にミルクをつけたままだと可愛いだけだぞ」と、ツイッターに動画を投稿した、hiro@整体院 キュベレイさん(@cybele_nakano)。

そこに映っていたのは、生まれて間もない子2匹が、下あごにミルクをいっぱいつけたまま、「シャーシャー」と一人前に威嚇している姿!

直前にミルクをたらふく飲んだのか、おなかがぽんぽんになっている赤ちゃんニャンコたち。全然怖くない子猫たちの「シャー」に、「そのシャーは可愛いだけだぞぉ」「噛まれたい〜!」と、ネット民もニヤニヤが止まりません。

「ただただ可愛いだけですねw」
「シャー専用(違」
「シャーすら可愛い♡」
「おなかポンポコりん♡」
「世界一、平和な威嚇」
「お腹いっぱいイキリ系赤ちゃん可愛い…」
「おべんとつけてどこいくの?」
「全然怖いのが伝わってこにゃいぞ」

子猫たちの可愛さに悶絶するリプライが殺到した動画を投稿したのは、長野県安曇野市にある、健康保険を利用した訪問マッサージと整体院「キュベレイ」の店長さん。「キュベレイ」さんは以前、「猫が勝手に膝に乗ってくる整体院」としても話題になった、身体も心も癒されるお店です。

現在、茶トラの紅茶ちゃんと小紅ちゃん、黒トラの豆茶ちゃんと青猫の麦茶ちゃん、キジトラの小豆ちゃんとアムロくん、シャアくんの7匹の猫たちと暮らしている店長さん。動画の子猫たちはなぜ、おなかぽんぽこりん状態で威嚇していたのか? 店長さんにお話を伺いました。

ーー子猫たちは保護猫だそうですね。なぜミルクを飲んだ後「シャーシャー」状態に?

「この動画は、保護されてうちに来た翌日の動画なんです。まだ人馴れしておらず、ミルクを飲み終わり、ふと気づくと人間がいたため、途端に警戒モードになりました。ちなみに、動画を撮影した後も威嚇し続けていました」

ーーなんと(笑)。ミルクを飲んでいる間も威嚇を?

「捨て猫だったので飢えていたのか、ミルクを飲んでる間は全集中でした」

ーー保護された時の状況について、「今日の安曇野は雨なんで、昨日保護してなかったら、低体温になっていたかもと考えると、本当に運の良い子達です」とツイートされていましたね。

「近所のお宅の庭に子猫がいて、しばらく様子を見たけど親猫が現れなかったそうです。その家の方は猫の扱いが分からなかったため、うちに連絡が来ました。探したところ、薪小屋に隠れていたので保護しました。子猫はどちらもオスで、おそらく兄弟だと思います」

ーー保護翌日、動物病院へ連れて行かれたそうですが、「猫9匹か…と覚悟もありました」と投稿されていたように、一時は2匹を引き取ることも考えておられたとか。

「うちにいる先住猫たちとの兼ね合いで、里子に出すつもりで保護したのですが、保護2日目にして夫婦で子猫にメロメロだったので、里親が見つかってなかったら大変でした…」

ーー里親さんは見つかったのですね。預かり中に大変だったことは?

「思ったより小さい子猫だったので、まずは無事に育つか?次は、里親が見つかるか?この2つは杞憂に終わって良かったです」

ーー先住猫たちとは対面していたのですか?

「お互いにストレスになると思うので、会わせてはいないんです。ただ、先住猫の一部はヨソ者がいると気づいていたみたいで、ソワソワしてました」

ーーそれで先住猫たちとは別の場所に子猫のケージを置いていらしたのですね。「しばらくは施術中、横で仔猫がミャーミャー鳴くこともありますが、気にしないでください」とツイートされていましたが、お客さまの反応は?

「猫好きのお客さまが、うつ伏せでの施術中、横で子猫が鳴き始めたため、急に首を動かしたりしていました。整体を受ける時は、じっとしていて欲しい…(笑)。猫目当てで来られたお客さまはいなかったです。子猫を見た方は可愛いと喜んでいらっしゃいました」

ーー子猫たちは保護後すぐに店長さんご夫妻に懐いてくれたそうですね。

「すぐに引き取り手が見つかったため、情がうつらないよう、預かり中は白黒、茶白と仮名をつけていたのですが、保護して3日目からは懐き始めたので、里親さんにお渡しする時には夫婦でしんみりしていました…。けど、信頼できる里親が見つかった嬉しさの方が優ってます」

ーー良かった…。預かり中のいちばんの思い出は?

「最初は人に懐かなかった子猫たちが、最後は人の胸でくつろぐまで信用してくれたことですね。その過程、すべてが良い思い出です」

 ◇ ◇

「キュベレイ」の店長さんのお家には、保護した後も店長さんに全然懐いてくれないという孤高のキジトラ猫、アムロくんがおり、店長さんご夫妻は、どんな猫ちゃんも受け止めることができる頼もしい猫マスターです。

猫好きなご夫妻に保護され、生まれて初めて人間から可愛がられ、安心できる幸せを知った子猫たち。下顎にミルクをつけたまま可愛い威嚇をしていた2匹は今、里親さんのお家で元気に暮らしているようです。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)