「奈良公園で柔術しているところを撮るという依頼の仕事。
してないのに合成した感ある。」

奈良公園で撮影された一枚の写真がSNS上で大きな注目を集めている。この写真を撮影したのはフリーランスで写真家として活躍している佐々木香輔さん(屋号「青々」)。

草を食んだり座り込んだり、思い思いにたたずむ鹿たちの中で組み合う二人の柔術家…。なんとも違和感にあふれたこの写真に対し、SNSユーザー達からは

「どこか『グランドジャット島の日曜日の午後』テイストを感じますね」

「鹿さんが逃げないと言うことは、殺気が無いんですね。型だけですね。本気になったら鹿はすぐに逃げます。私が竹刀で早素振りしたら、鹿が一頭も見えるところから消え去りました。」

「これで背後にサムライとニンジャが対峙しているとか、
あるいは手前にゲイシャが佇んでいれば…
(不謹慎」

「右手前の鹿に何やこいつら?みたいな目で見られていて草」

など数々のコメントが寄せられている。

佐々木さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):僕も奈良出身なのでとても気になってしまいました。今回、奈良公園で柔術の写真を撮影することになった経緯は?

佐々木さん:奈良の新大宮駅近くを拠点にブラジリアン柔術の魅力を伝えるNR柔術さんから、10周年を記念した写真撮影がしたいというご依頼を頂いたのがきっかけです。奈良を拠点としているなら、是非とも奈良公園で鹿と一緒に撮ろうということに自然となりました。

中将:今回の撮影についてこだわられたことやご苦労されたことをお聞かせください。

佐々木さん:良い感じに鹿が集まっているロケーションを探すのに一苦労しました。鹿が逃げないように柔術家の皆様にはゆっくりと近づいてもらいました。なんといっても相手は自然です。

中将:仕上がりについてのご感想をお聞かせください。

佐々木さん:想像していなかった合成感で、現像中はじわじわと笑いが込み上げてきてしまいました。

中将:投稿に対し数々のコメントが寄せられましたね。

佐々木さん:柔術と奈良公園の魅力が伝われば本望です。奈良のほのぼのとした空気感が伝わっていて嬉しいです。

 ◇ ◇

佐々木さんご自身も言う通り、人に慣れて自由に動き回る鹿たちを構図に入れながら、これだけの写真を撮るのは並大抵の苦労ではなかったと思う。佐々木さんのお仕事ぶりに心からの称賛を送りたい。

【佐々木香輔さん 関連情報】
仏像、美術品、文化財などを中心に撮影

【NR柔術関連情報】
NR柔術は「ストレスフルな日常にオアシスを」をコンセプトに、奈良でブラジリアン柔術道場を始めて10周年を迎えました。小学生から70代の方まで、年齢や性別に関係なく皆でわいわい楽しんでいます。ぜひ一緒に良い汗流しましょう!(代表:宇原浩一さん)
所在地:奈良県奈良市四条大路1-2-32

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)