大阪のジュエリー会社が、毎年12月4日を「プロポーズで愛あふれる未来を創る日」として記念日登録した。初めて迎える今年の12月4日には、プロポーズの頭文字を取った「P-1グランプリ」を開催し、YouTubeで生配信する。注目は鷹にプロポーズする女性だ。記念日登録したオーダーメイド&インポートジュエリーショップ「Oeil de biche(オゥ ドゥ ビッシュ)」代表で、日本プロポーズ革命協会代表理事を務める泉由希子さんと、鷹にプロポーズする鷹匠の畔(くろ)晴佳さんに聞いた。

何度プロポーズしたっていい

12月4日は、「1(いつも)2(ふたり)4(しあわせ)」にちなんで選んだ。「ジュエリーは形のある愛」という言葉を掲げ、愛情を表現する大切さを長年語ってきた泉さんだが、来店した男性客の言葉に驚かされることがあるという。

「ジュエリーをプレゼントするときにどんな言葉を掛けるかを尋ねたら、『え、何か言わなきゃいけないの?』と聞き返す男性の多いこと!黙って渡すだけではダメ。かといって、『いつもありがとう』だけでもダメです」

このため、泉さんは手渡すときに使えるメッセージカードも準備。男性客から「奥さんが頑張ってきたこと」を聞き出し、カードの書き方までアドバイスすることもある。この取り組みが奏功し、「嫁が泣いて喜んでくれた」と感謝する客が後を絶たないという。

「よく聞く離婚理由に、性格の不一致がありますよね。会話量の減少もひとつの原因です。『他愛もないことやグチを言わないのが相手への思いやり』と考える人もいますが、互いが自分を表現する機会が減れば、相手のことがわからなくなります」

「私たちと一緒に12月4日を『プロポーズ革命の日』にしてしまって、パートナーに気持ちを伝える大切さを見つめ直してもらえれば。プロポーズなんて、何回やったっていいじゃないですか」

「あなたは鷹の次だけど、それでもいい?」

さて、P-1グランプリで鷹にプロポーズするという鷹匠歴10年の畔さん。「バタバタッという羽音と共に、カモの群れが水面から一斉に飛び立つ。その一瞬の中で狙った獲物が同じだったとき。あのときほど鷹と一体感を感じることはない」と鷹の魅力を語る。

そもそも鷹は人に懐かない鳥だ。そのため鷹匠は、パートナーである鷹との信頼関係づくりに時間をかける。特に最初は、人が与えた餌を食べるようになるまで3日、腕に乗るまで3日、そして歩く人の腕に乗ったままじっとできるようになるまで1カ月以上を要するという。

「鷹匠はひたすら鷹に安心感を与え、うまくできたら褒めちぎるのが仕事。これがずっと続くんです。惚れた相手とじゃないと、できないでしょう?」

とはいえ、実は畔さんは人間の夫がいる既婚者。夫からのプロポーズに「あなたは鷹の次だがそれでも構わないか」と尋ねた逸話を持つ。P-1グランプリでは、一体どんなプロポーズを見せてくれるのだろう。

P-1グランプリは12月4日20時スタート。他にもさまざまなプロポーズエピソードを募集している。さらにプロポーズを花で支援する「プロポーズ革命家」も募っている。

「最近パートナーと気持ちを交わせていない」という人は、4日のYouTube配信を視聴してみてはいかがだろう。

(まいどなニュース特約・國松 珠実)