アイドルやキャラクター、アーティスト、アニメの登場人物など自分が好きになった対象を様々な形で応援する活動=通称・推し活。さりげなく愛を表現できる「刺繍入りソックス」のアイデアが話題になっています。

投稿したちいさんぽさん(@chi3913)と、「靴下屋」や「Tabio」を全国展開し、靴下の刺繍サービス行っているタビオ株式会社(本社:大阪市浪速区)にお話を聞きました。

「そういえば自分が1人で楽しむ用にユンギ求婚ソックスを作ったのが届いたんだけど普通に可愛くて最高♪♪yoongi marry me〜!?!?!?!?」
と、ちいさんぽさんは、「yoongi」「marryme」と片足ずつ赤糸で刺繍された白のショート丈ソックスの着画を披露しました。

「ちょっと、最高すぎませんか?私も何か作るしかない」
「書体とかも可愛くて、欲しくなります」
「ナイスアイデア!純白だね」
「推しを感じるものがそばにあると強くなれる!お手頃だ!ぜったいやる!」
「ユンギに合ったら足首見せつけよう」
「かわいー!真似しちゃいたいです」
「今入力してる間にどんどん入荷待ちになってしまいました…みんな作ってる!」
「パワーワードすぎ!」
「足元というさりげなさがイイ」

ツイートには1万件のいいねがつき、同じ沼の民から絶賛の声が続々と届きました。

ちいさんぽさんは自他ともに認めるBTS(防弾少年団)ファン。中でもラップ担当のSUGA(ミン・ユンギ)さんが最推しだそう。

ちなみに今回刺繍した「yoongi marry me」は、SUGAファンが彼への愛を最大限に伝えるおなじみのフレーズ。BTSの公式SNSや、動画配信アプリを使っての生配信中などに世界中のファンが書き込み、御本人やメンバーもそのことを認知済で、度々話題にものぼるホットなワードです。

ちいさんぽさんにお話を伺いました。

複数買いに抵抗がないのはオタク的思考かも(笑)

――どういったきっかけでこちらの刺繍サービスを?

最近つま先が足袋型になっているスニーカーを購入したので、足袋のソックスが欲しくて…。自分の中で靴下といえば「靴下屋」さんなのでHPで商品を見ていたときにこの刺繍サービスをたまたま見つけて、「これで推しソックスが作れるのでは!?」と思いついた次第です。

――「靴下屋」さんラバーだったのですね!

前述したように足袋の靴下とか、特殊なカタチでも可愛いソックスを取り扱っているのは「靴下屋」、と愛用しております!

――刺繍を「yoongi marry me」にした理由は?

とっても仲良しのアミチング(=ファン友、BTSファンは「ARMY」と総称され、日本では「アミ」とも言われる)が考えてくれたものです。この刺繍サービスを知った時に何か良いフレーズはないかと相談して、すぐにこの案を出してくれて。私はユンギペン(ファン)だし、7文字ぴったり入るじゃん!と感動しました。チングに大感謝です。

実は最初は「young forever」(注1)しか思いついていなかったんです。

元々この楽曲への思い入れが強かったこと、また4月5日に発注したのですが、日本時間4月4日の早朝にグラミー賞授賞式の放送があり、そこで彼らが見せたパフォーマンスの中に『花様年華』を思わせるような演出があって。次のアルバムのコンセプトスポ(ネタバレ)!?とワクワクして、ちょうどその頃の楽曲や彼らの儚さに想いを馳せていたところだったのでこちらを1案目にしていました。

(注1:アルバム『花様年華 Young Forever』(2016年)の収録曲『EPILOGUE:Young Forever』―ライブでのアンセム的な楽曲としてファンからの支持も厚い)

――靴下や刺繍糸の色のチョイスは?

ユンギさんと言えばBTSイチ色白ですし、やっぱり求婚=ウェディングは純白かな、と!…というのは後付けで、単純にせっかく作るなら普段使いできるものがいいなと。白い靴下であれば一番使い勝手が良く、紅白がめでたくていいかな、という感じでした(笑)。

――オーダーでは同じ文字が左右に入りますよね。ということは2足ずつ注文を?

はい、2足注文は即決でした!「young forever」を思いついた時点で2足作る必要があると思いましたが、履く用・保管用にすればいいやと。複数買いに抵抗がないのはオタク的思考かもしれないですね(笑)。結果、「薄手6×2リブショートソックス」を、白2足「yoongi」「marryme」、ピンク2足「young」「forever」の計4足を注文しました。

――オーダーしてどのくらいで届きましたか?

約1週間くらいでした。

――開封直後の感想は?

「思ったよりも刺繍が目立ってかわいい!」と思ったのと、「marryme」が7文字ぎゅうぎゅうに入れたはずなのに、フォントの関係なのか「marry me」と偶然にも単語間にスペースが入ったみたいになっていてラッキー!と思いました。

「これ、推し靴下作ったら可愛いんじゃない?」くらいに思っていたんですが実際に届いたのを見たら「めっちゃ可愛いしみんな作った方がいいよ!!」と教えたくなってツイートしました。

“オタク心”をくすぐるサービスをありがとうございます!

――今後どんな風に使うご予定で?

白とピンクの靴下は日常的にも履くと思います。仕事中も身に付けることで「さりげない推しの力」で頑張れそうな気がします。もし、今後イルコン(日本でのコンサート)が開催された時には絶対に履いていきたいです! 次は「1365244」(韓国のポケベル暗号で『1年365日24時間愛してる』の意味)で作りたいと思っています。

仲良しのアミ友の誕生日プレゼントなんかにもちょうど良いかと。オシャレなのでもちろんARMY以外の子にも使えそうです。記念日とか、インスタのIDを入れても良さそう!

――ツイートにたくさんの反響がありました。

「yoongi marry me」が今ARMY界のトレンドワードなので(笑)、たくさん反応いただいて驚きました。みなさんの隠れオタ活がより華やかなものになったら嬉しいです。

私のツイートを引用してお友達にリプライして「これ一緒に作らない?」と提案している方がいらっしゃって、「せっかく2足作るならお友達と一緒に“友情ソックス”もいいなあ!」と思いました。

家族や近しい友人には作ることを事前に言っていたので「届いたんだね〜!かわいい!」や、「yoongi marryme」を考えてくれた友人は「本当にユンギマリーミーにしてて草」と言われました(笑)。実はまだお天気が悪く、外に履いて行けてないんです。ソックス+サンダルに組み合わせても可愛いと思うので夏もたくさん履きたいです!

――「靴下屋」さんにメッセージをどうぞ!

BTSも本人たちがよく言っていますが、オタクはこういう「いかにも」じゃない、自分で作れる隠れオタクグッズが大好きです。“オタク心”をくすぐるサービスをありがとうございます!今後、足袋のソックスも刺繍サービス対象になったらいいなと願っています。

推し活に、ギフトに…世界に一つだけの靴下を

「刺繍サービス」を行っているタビオ株式会社靴下屋事業部の辻野さんにも、こちらのツイートについてお話を伺いました。

――ちいさんぽさんのツイートが大きな反響を呼んでいます。

ツイッター経由での反響が非常に多く、投稿後に同じ刺繍依頼が1日で100件ほどありました。

――それはすごいです。こちらの刺繍サービスはいつから?

今から20数年前に大阪のアメリカ村で靴下の加工専門店を実験的に始めたのがスタートになります。オンラインサイトでのサービスは2020年に開始いたしました。

――お客様からの反応はいかがですか?

推し活の影響もあり、刺繍サービスの依頼がここ数カ月で3倍となっております。おかげさまで、現在刺繍の注文が大変混み合っており、注文から約3週間前後でのお届けとなります。

――利用されているお客様の年齢層や性別は?

利用層としましては20〜30代女性が中心となっております。ビジネスソックスに刺繍を入れる男性の方にも重宝されています。刺繍費用は1足につき110円です。

――オリジナル刺繍の中でも人気のものは?

「アルファベット1文字刺繍」、「イニシャル2文字刺繍」、「7文字刺繍」の3種類があるのですが、「7文字刺繍」のご依頼が半数を占めます。

現在は、推し活としてアーティストや俳優のお名前、「好き」等のメッセージを入れる方などが多い印象です。また、プレゼントなどのギフト用に個人の名前を入れる方も見受けられます。

推し活やギフト用はもちろんのこと、ぜひオリジナルのワードを入れて世界に一つだけの靴下を作ってみてください!1足から作れますよ。

<7文字刺繍のオーダー方法>
①HPより刺繍できる商品を選び、7文字までの言葉を考案(左右同じ文字が入る)
②刺繍位置を決める
③刺繍カラーを決める
④フォントを決める
⑤商品代+刺繍代(1足につき110円)でお支払いへ(無料会員登録で送料無料)

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 真弓)