テレワークの実施やDXの加速により、「リスキリング」への関心が高まっています。「リスキリング」とは、業務内容が変化することに伴って、新たな業務で必要になる知識や技術を習得するために学習することです。社会人となった後も必要に応じて「学び直す」ことを指す「リカレント教育」よりも、より実践的で、ビジネスや仕事に直結することを学ぶという意味合いが強いのが「リスキリング」と言われています。20代は、新しいスキルの習得に関心を持っているのか、またどのようなスキルを、どのような方法で身に付けたいと考えているのでしょうか。

株式会社学情が20代のビジネスパーソンを対象に、2022年3月に実施した調査では、リスキリングについて、「取り組みたい」の回答が8割を超えました。「生産性を高めたい」「新しいスキルを身に付け、必要とされるスキルの変化に対応していきたい」などの声が寄せられました。スキルを習得することで、キャリアアップの機会を得たり、キャリアの幅を広げたりしたいという意向が伺えます。リスキリングで身に付けたいスキルは「プログラミングスキル」が最多。活用したいものは、「社内の研修制度」が最多となっており、「社内の研修だと、業務に直接結び付けることができそう」といった声が上がりました。

「リスキリングに取り組みたい」の回答が8割を超える

リスキリングについて、「取り組みたい」と回答した20代が8割を超えました。「生産性を高めたい」「スキルや知識を身に付けてより高度な仕事をしたい」「必要とされるスキルが変化するのであれば、変化に対応し新しいスキルを身に付けいていくことが必要だと思う」「スキルを習得し、自身の選択肢を広げたい」などの声が寄せられています。スキルを習得することで、キャリアアップの機会を得たり、キャリアの幅を広げたりしたいという意向が伺えます。

リスキリングで身に付けたいスキルは「プログラミングスキル」が最多

リスキリングで身に付けたいスキルは「プログラミングスキル」が56.6%で最多。次いで、「マーケティングスキル」「IT・DX・AI関連スキル」54.3%が続きました。

 リスキリングの際に、活用したいものは「社内の研修制度」が最多。次いで「書籍・テキスト」

リスキリングに取り組む際に活用したいものは、「社内の研修制度」が84.4%で最多。次いで、「書籍・テキスト」「社外の研修・スクール(オンライン受講)」が60.7%で続きました。「社内の研修だと、業務に直接結び付けることができそう」「社内の研修だと、習得したスキルや知識をすぐに業務に活かすことができそう」「テキストでの独学やオンライン受講であれば、すき間時間を活用できそう」などの声が寄せられました。

 8割以上が、「企業がリスキリングを支援していることを知ると、志望度が上がる」と回答

転職活動において、「企業がリスキリングを支援する研修や制度を導入していることを知ると、志望度が上がる」と回答した20代が39.4%に上りました。「どちらかと言えば志望度が上がる」44.4%と合わせると、8割以上の20代が「リスキリングを支援している企業は志望度が上がる」と考えていることが分かります。「新しいスキルを習得することは重要だと思う」「日々必要とされるスキルは変化しているので、スキルや知識をアップデートできる機会は大切だと思う」「社員のスキル習得をバックアップしている企業は、新しいことに挑戦する柔軟性があり、競争力も高そうだと感じる」「人への投資に積極的な企業は、変化に対応でき、持続的な成長が可能だと思う」などの声が上がりました。「自身がスキル習得の機会を得られる」というメリットだけでなく、「企業の競争力や成長性」の観点でも、20代はリスキリングに注目していることが分かりました。

 <調査概要>
・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法: Webアンケート
・調査期間:2022年3月18日〜2022年3月25日
・有効回答数:216名

  ◇  ◇

 20代のビジネスパーソンは「リスキリング」に高い関心を持っていることが明らかになりました。業務内容の変化や、求められるスキルの変化に合わせて、自身のスキルをアップデートしていくことに意欲的な人が多いと言えます。終身雇用が当たり前でなくなりつつある現在、「働き手」が自身で主体的にキャリアを形成することが必要となってきています。「挑戦したい業務」や「実現したいキャリア」から逆算し、どのようなスキルを身に付けたいか、改めて考えてみることが「リスキリング」の一歩になるかも知れません。

(まいどなニュース・20代の働き方研究所/Re就活)