「水族館の閉館10分前のペンギン達が全員ドアの前で待機してて絶対残業しないというこの姿勢見習いたい」のコメントとともに、ペンギンたちがバックヤードの扉の前で待機している様子を紹介したツイートに、2万いいねがつきました。

投稿主のコネクリさん(@connecre_)は、PhotoshopとIllustratorの新しいテクニックや使い方を、Twitterや自身のサイトで紹介している“ナマケモノ”兼会社員デザイナーです。どのような状況で撮影されたのか話を聞きました。

自分たちの「お仕事」を理解しているかのような行動に、「すげー!絶対タイムカード押してる。全員。」「ちゃんと時間理解してるんだなぁ…」「閉館10分前とわかってるんでしょうね。きちんと待つなんて可愛いらしいです」「キンベン←→ペンギン ということっすかね?」「働き方改革!」「定時退社できてえらい」など驚きのコメントがリプライに寄せられました。

また、「定時10分前くらいに作業やめてフォルダ・メール・身の回りを整えて、きっかり定時にシャットダウンするようにした 」とペンギンを見習うようになった人も。

ペンギンは、関東最大規模を誇る「アクアワールド茨城県大洗水族館」(茨城県東茨城郡)で飼育されているフンボルトペンギンとのこと。コネクリさんに撮影当時の状況を聞きました。

――どのような状況で撮影されましたか?

「大洗を旅行中にこちらの水族館を訪れたのですが、見どころが非常に多く、ゆっくり散策していたところ気づいたら閉館間近でした。最後にペンギンのエリアに行ったところ、この状況でした」

――ペンギンたちはしっかり見学できましたか?

「この場所の下に水中のペンギンを見られるコーナーがあるのですが、みんな陸に上がっていて水中の姿を見られなかったのは少し残念でしたね」

フンボルトペンギンは全長65〜70cmの中型のペンギンで、南米の海に生息。目元はピンク、頭部から首にかけて白と黒の帯状の模様が特徴です。彼らの行動は訓練されたものなのか。同館の飼育員にも話を聞きました。

――閉館時間10分前行動は訓練されたものですか?

「時期や日によってもバラツキはありますが、おそらく開館当初(20年前)からこのような行動をしています。でも、飼育員が訓練したわけではないんですよ」

――ペンギンたちのありふれた日常の行動だと?

「はい。私たち飼育員にも見慣れた行動なのですが、皆さんの反応は時代に合った捉え方で面白いですね! 閉館前の限られた時間になりますが、ぜひペンギン水槽にお越しください」

――ペンギン水槽の見どころは?

「現在は、一年に一度の換羽の時期で、羽の生え換わる様子が見られます。また、昨年末に当館で生まれた子どもたちがいるので、この時期だけの成鳥とは違う模様をご覧いただけます」

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同館はフンボルトペンギンをはじめ、大人気のマンボウやクラゲなど、約580種、68000点の海や川の生き物を飼育。シンボルマークにもなっているサメは現在60種以上を飼育、サメの飼育種類数は日本一を誇ります。ナイト営業を開催している土曜日なら、普段は定時上がりのペンギンたちもゆっくり見られそう。ナイト営業後のバックヤードでは、ペンギンたちはいつもよりもたくさんのエサがもらえるとのことです。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・中河 桃子)