「この間ガストでネコの配膳ロボット見たんだけど、『もうダメにゃん…充電足りないにゃん……』て言ってシオシオしながら動き止めてて、可愛いな…と思ったんだけど、しばらくしたら『充電!してに゛ゃあぁぁあ!!』」て叫び出してクソ笑った。労働環境に妥協しない強気さは見習わなきゃいけない」という、へいそくん@基本ログアウト中(@1Lgutugutu)さんのツイートが話題です。31万6千以上のいいねがついた注目のツイートについて、へいそくんさんにお話を聞きました。

「完全に猫」「プログラムした人に拍手」

「なにそれガスト行きたい」「『猫の手も借りたい』職場なのでしょうね!」と、多くのリプライが寄せられた『ネコ型配膳ロボット』は、「ガスト」を始め、すかいらーくホールディングスが運営する全国1200店の「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」に、計1600台が導入されているそうです。

「完全に猫」「猫にすることで多少わがままでも許される設計にしたの上手い」「プログラムした人に拍手」と、へいそくんさんのツイートを機に、『ネコ型配膳ロボット』に称賛のリプライが殺到。実はお客さまへの「思い」が込められているという『ネコ型配膳ロボット』の導入と可愛い反応の「謎」について、すかいらーくホールディングスの広報室にも取材しました。

みんなが「ネコちゃんロボット」に注目してました

ーーへいそくんさんはこの日、どんなタイミングで充電切れの『ネコ型配膳ロボット』に遭遇したのですか?

「所用で出かけた帰りに寄ったため、詳しい状況はもうあまり覚えていないのですが、ツイートの出来事の少し前、店員さん2人がロボットを充電した方がいいかどうか…というような話をしていたのを覚えています。店員さんもお客さんも、みんながネコちゃんロボットに注目していたように感じました」

ーーその時のことを、「店員さんが充電しようとコード持ってきたりしてたんだけど、その間も『充電してにゃー!充電してにゃー!』て叫び散らしてて店内の客全員笑い堪えてた」と、ツイートしていらっしゃいましたね。

「まさか、充電切れの状態がそこまでレアだと思っていなかったので、ここまでの反響があったことに驚きました。リプライでは、撫でると反応する、といった私の知らなかった情報もあったので、また『ネコ型配膳ロボット』に会いに『ガスト』に行きたくなりました」

ーー「猫」っぽい反応をしたり、労働環境について主張もする『ネコ型配膳ロボット』について、今後期待することはありますか?

「以前、この『ネコ型配膳ロボット』の前身と思われる、ネコ要素のない普通の配膳ロボットを見たことがあり、これからいろいろと改良されていくのだろうとは思っていたのですが、まさかこんな可愛らしい方向に進化するとは、全くの予想外でした。ぜひこのまま可愛らしい方面で開発を進めていってほしいです」

◇ ◇

今回のへいそくんさんの一連のツイートに対して、リプ欄には、実際に店舗でこの『ネコ型配膳ロボット』に遭遇したネット民からのさまざまな目撃情報も殺到しました。

「『しゃぶ葉』で店員さんが教えてくれたんだけど、この子耳を触るとめちゃくちゃかわいい」
「耳触ったら、触らないでにゃと塩対応。でも可愛い。最近ドリンクバー帰りの客を足止めしてた」
「ドリンクバーの通り道にいて邪魔してしまったら『そこを通して欲しいニャン!』って注意された。どういうプログラミングされてるんだろう強い…」

早くもお客さまの心をつかんでいる『ネコ型配膳ロボット』導入の経緯と、「猫」っぽさあふれるプログラムの「謎」について、「ガスト」を運営するすかいらーくホールディングスの広報室にお話を伺いました。

「猫」っぽい反応→既存のプログラムに「独自のアレンジ」

ーー御社グループ「ガスト」および系列レストランにて、「ネコ型配膳ロボット」はいつ頃から導入されているのですか?

「2021年8月上旬より実験を開始しました」

ーー「ネコ型配膳ロボット」導入のきっかけは? 

「実験店にて、親しみやすいネコ型ロボットがお客さまから大変ご好評をいただき、導入を決定いたしました。ロボットがフロアで料理の運搬を担うことで、人による接客品質やクレンリネス(清潔さや衛生を保つこと)の向上を図ることができます。また、運搬業務の作業軽減により、シニアスタッフにも優しい職場環境を実現できる、という思いから配置することにいたしました」

ーー可愛い反応を示す「ネコ型配膳ロボット」に対して、「見たい」「ガストに行きたい!」という声もたくさん寄せられていましたね。こういった反響は想定されていたものだったのでしょうか?

「はい。お客さまからも大変ご好評をいただいており、ありがたく感じております。また、お客さまと働く従業員とのコミュニケーションのきっかけにもつながっております」

ーーいわゆる「猫」を想像させる「ネコ型配膳ロボット」の反応は、御社独自のプログラム設定なのですか?

「既存のプログラムに弊社独自のアレンジを行っております」

ーーなんと!今後は「ネコ型配膳ロボット」以外にもどんなサービス展開を…?

「ITデジタルを活用し、お客様の利便性向上と従業員の働きやすい環境づくりへの改革を続けていきます」

◇ ◇

「ガスト」や「バーミヤン」での「ネコ型配膳ロボット」の目撃情報の中には、「かわいいネコロボットに会いたくてガストによく行くけど、2回に1回は厨房のおじさんが運んでくる罠」「周りはねこちゃんが運んできたのに、自分は店員さんだった。『ねこちゃんじゃない』と声が出てしまったら店員さんが『人間ちゃんです』とw」など、お客さまと店員さんたちとの楽しいやり取りのエピソードも寄せられていました。

IT化、ロボット化されるサービス業界の未来は、意外に人間味あふれる楽しいものなのかもしれないですね。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)