結婚して実家に残してきた猫に会いに帰ったら、新しい技を習得していてびっくり…そんな漫画「進化がとまらない猫」が、ツイッターに投稿されて話題を集めました。ツイートした漫画家の松本ひで吉(@hidekiccan)さんに、詳しいお話を聞きました。

「ちょっくら猫に会いに帰るわ」と実家に戻る飼い主さん、猫の態度は…

 昨年結婚した松本さんは、13歳になっていた猫さまの負担を考えて、新居に連れて行きたい気持ちをグッと我慢しています。そんな松本さんに定期的な「けもの切れ」が…。犬猫に会いたいという禁断症状が出ると、「ちょっくら猫に会いに帰るわ」と実家に帰る松本さん。同じく猫好きな旦那さまもあっさり「了解!」と送り出してくれます。

 猫さまにお土産のおもちゃを買い込み、嬉しそうな顔の猫さまを想像しながら実家に急ぐ松本さん。

 松本さんを見て、さぞかし喜んでくれると思いきや、猫さまはいなかったことに怒ってるみたい。椅子に伏せて松本さんを確認したあと、くるっと向きを変えて反対を向いてしまいます。

抱っこしようとすると、液体化するという新技を身に付けていた

 抱っこして機嫌を直してもらおうと思った松本さんが、お腹の下に手を入れると…「めろん」と液体化した猫さま。「つかみどころをなくすという新手の抵抗を身につけていた」のでした。

 ところが漫画にはおまけがあって…。

 お母さんが「ねこ、あんたがインターホン押したら、ソワソワして部屋から出てきてたわよ」と言います。抱っこを拒否した猫さまでしたが、実は自分を待っていてくれたことを知った松本さんは、「猫おぉぉ!?」と叫ぶのでした。

 この漫画に、
「猫さまったら、ツンデレさーん ほんとはうれしいクセに」
「愛おしすぎるー‼︎」
「怒ってるとこも含めて猫って最高に可愛い…☺️」
「ツンデレの極みですね」
「お姉ちゃん大好きなんですね、健気で泣いちゃう」
と、猫さまのツンデレ具合を笑いながらもキュンとしちゃうというコメントが寄せられて、6.8万を超える“いいね”がつきました。

 また、お土産を用意して会いに行くところや、「けもの切れ」に共感する声も集まっています。このツイートの2日後に、続きの漫画と文章がnoteに公開されました。松本さんにお話を聞きました。

──旦那さんは、猫さまに会いに実家に帰ることを、気持ち良いくらいあっさり了解してくれるのですね。旦那さんも猫ちゃんたちに会いに実家に帰られるのでしょうか?

 はい。「猫が…」というとどんな相談でも通るので話が早いです。実は最近、新居へ夫の猫がやってきたのでそのうち彼女のことも描きたいなと思います。

──なんと!それは楽しみです。これまでは抱っこしようとすると、猫さまはどんなふうだったのですか?

 抱っこするときに爪を立ててふんばったりして抵抗することはあったのですが、液体化してつかみどころをなくすというのは初めてで笑いました。

──どうして急に技を習得したのでしょうね(笑)。ご実家に帰ると、猫さまは基本的にお怒りなのですか?

 だいぶ間が空くとおこですね。でもすぐ仲良くなります。私がいる間はずっと一緒にいます。…うぅ一緒に暮らしたい。

──これまで新居に猫さまを連れて行かないことについて、年齢を理由にあげられていましたが、今回noteで猫エイズのキャリアのためストレスを与えたくないという理由を書かれました。一緒に暮らしたいけれど、我慢なのですね。ご実家にいる間、猫さまはいっぱい甘えてきますか?

 すごく甘えん坊です(笑)。でも奥ゆかしいのでぐいぐい来ることはなく、しっとりとそばに寄ってきます。夫の猫は陽キャではっちゃけタイプなので、あらためて差にびっくりしております。

──性格が全く違うタイプなのですね。おまけの漫画に驚いたのですが、猫さまはインターホンで松本さんだと分かるのでしょうか!?

 本当に不思議ですよね。事前に母と「今日の何時ごろ帰るよ」と電話で話していたのでわかっていたのでしょうか…。

新居に戻った飼い主を猫が探していると、母からメッセージが

 猫さまとたっぷりとふれあって新居に帰ったあとの漫画がnoteに公開されました。家で過ごす松本さんに、お母さんからLINEのメッセージが届きます。

「ネコが あんたのこと 探してる」
「ご飯も食べない」

 5月に兄弟のように育った犬くんが亡くなったこともあり、「また家族が減ってしまったのかと思ってる!?」と猫さまの気持ちを想像する松本さん。急いでテレビ電話で猫さまに元気でいることをアピールします。不思議そうに画面を見ていた猫さまでしたが、そのあとは落ち着いてご飯を食べました。

 ホッとした松本さんに、お母さんからの実況メッセージが続きます。

「もりもり食べてる」
「うんこした」
「とても大きい」
「くさい」

 「もういいって!」と言いながら、ホッとする松本さん(笑)。今は猫さまも状況を理解したようで、松本さんが新居に戻っても特に変化なく過ごしているそうです。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)