可愛らしい茶色のうさぎさんが、葉陰の向こうでブリーベリーの実を、ぱくぱく美味しそうに食べる動画がTwitterに投稿されました。その牧歌的な様子がイギリスの著名な絵本「ピーターラビット」の一場面を見るかのようだ、とネットで大変な話題になっています。投稿主さんによると、うさぎさんがブルーベリーを食べてくれるのは、「実はうちの農園にとっては大変ありがたい事なのです」とのことで詳しい話をお聞きしました。

 話題になったツイートを投稿したのは北海道上川郡美瑛町にて、40代の息子さんと高齢のお母さんの二人でハスカップとブルーベリーの生産・加工・販売をしている「びえいハスカップファーム」のアカウント(@haskapfarm)です。

 収穫時を迎え、たわわに実ったブルーベリーの実は見るからに美味しそうで、いっしょうけんめい食べるうさぎさんの可愛らしい姿に「リアル絵本の世界 ピーターラビットだ」と喜びの声が上がったほか、「お互いウィンウィンなんて、なんて素敵」「なんて優しい世界!」と関係性を讃える声や、「めっちゃちゃんと噛むやん」とその丁寧な食べ方に注目する人からの声も届いています。

 動画を投稿した息子さんは、「うさぎが食べている下の方にある果実は雨等の跳ね返りで汚れるので収穫しません。しかし放置すると腐って病害虫の影響やスズメバチが沢山きてしまうので本来なら全て収穫したいのです」といい、まさに両者は「ウィンウィン」の関係なのだそう。それにしてもこのうさぎさんは、野生のうさぎさんなのでしょうか?また上の方になっている果実までは食べようとはしないのでしょうか…?

うさぎは農園に住みついている野生のエゾユキウサギ 

――うさぎさんは農園で飼っておられるのでしょうか?

うさぎは野生のうさぎで、数年前から数匹住みついています。

――動画を撮影した時のことを教えてください。うさぎさんは、ブルーベリーが熟していることがちゃんと分かっているのでしょうか?

 日中撮影しました、時間は3分くらいでしょうか。完熟果実はわかっているようです。上の方の果実はそもそも届かないので食べません。目の届く範囲のみ食べているようです。

――近づいても逃げないのでしょうか?またこの後はどうなりましたか?

 距離は10m位で、この撮影は本当に奇跡みたいなものです。今まで2回ほど食べているのを見たのですが、撮影しようとすると逃げました。今回は撮影したあと逃げていきました。

――投稿がたくさんの人の目にとまりましたね。

 拡散した感想は、正直、最初は怖かったです(笑)。通知が止まらないし、どんどん増えていくので…。印象に残ったコメントはピーターラビット系のコメントです。実はピーターラビットのお話を知らないもので…今度見てみます。

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 さらに投稿主さんは「農園にいるうさぎは野生のエゾユキウサギと言って北海道にのみ生息するうさぎです。冬はマイナス20度でも生きられる強いうさぎなのでこれだけ大量にブルーベリーを食べても大丈夫なのです。ペットのうさぎさんは弱いからあまりあげないほうがいいかもね」ともツイートし、お家で飼っているうさぎさんと同農園にいる野生のエゾユキウサギさんとの違いについても注意をうながしています。

 また同アカウントでは、今回話題になった投稿だけでなく、うさぎさんたちが農園で厳しい冬を過ごす様子や、あたたかい春の日に日向ぼっこしたり、真っ白な冬毛が変化していく姿なども投稿されていますので、ぜひのぞいてみてくださいね。

(まいどなニュース特約・山本 明)